一昨日の話になってしまいましたが、デジカメ界のビッグニュース。
ソニカミノルタ!?こりゃビックリでしたね。ニコンとのCCD/CMOS共同開発はどうなるんだろう?今まで通り外販してくれるんだろうか?と心配する声もあれば、タムロン製でαマウントのカールツァイスT*レンズ出るか?いやCCDシフト式手ブレ補正つきのHDハンディカムでしょう?と妄想する声もあり?…え、私はソニー、レンズ交換式やるのならやっぱ独自規格なのかなぁ(ハンディカムの上位機種と共通マウントにするとか?)と思ってただけに、いや〜意外でした。デジタル一眼業界大波乱の予感?ですな。どうなることやら…。
ところで手ブレ補正の基本特許は松下が持っているって本当ですか?確かにパナのコンパクトデジカメ、手ブレ補正で売れてるらしいからなぁ…でも最初に出したのはソニーだったけどうだったっけ?と調べてみたら、、
あぁ〜、そうだったか、ブレンビーの方が先だったのね…あれって電子式の手ブレ補正だから別物だと思ってたんですよ。んがしかし!今回古いカタログを漁っていて発見、パナソニックがブレンビー以前に出していた手ブレ補正つきのビデオカメラです。
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パナソニック VHSムービー総合カタログ・1989年9月版より
画像はクリックで拡大します!
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MACLORD S-VHS MOVIE NV-M900、S-VHSカセットを使ったショルダータイプで重量約3.4kg、標準価格35万円という物です…今見るとすごいボリュームですなぁ…カタログを読んだところ何とこれ、レンズとCCDをまとめて動かして補正してるんですねぇ、、右の画像はその分解図です(バブル期カタログの定番!)EIS=Electric Image Stabilizerとネーミングされてますが、これは電子式でも光学式でもない、機械式手ブレ補正とでも言うべきか?何ともデカい造りに見えます(笑)しかしこのカメラ驚くべきことに、すでに垂直のみの手ブレ補正が出来る、流し撮りモードを搭載してるんですね。もちろん垂直水平両方向の補正も可能、しかもパン・ティルトの際、一時的に手ブレ補正を解除するスイッチまでついてます。カタログ見る限りではなかなかの完成度かな?
この機種私も当時店頭で見た記憶がないんで、やっぱキワモノだったのかなぁ…値段も高めだしね…あまり台数売れなかったのかとも思いますが、使っていた方おられましたら感想よろしくです。。その後松下はこの機種の反省をふまえて?なのか??翌年ブレンビーで一旦電子式に転向、その後光学式に戻ってからはご存知の通りですね。その辺りの経緯を説明したページがこちらにあります。現在の手ブレ補正ユニットの画像もありますよ!是非一見を。
追記:
先ほど紹介したページに「1988年、民生機世界初の光学式手ブレ補正搭載商品としてビデオカメラPV-460が世に送り出された」とありますが、PV-460は海外のみで発売された製品で、デザイン・機構等はNV-M900とほぼ同じノーマルVHS版のようです。(eBayで出品されていました。←画像あり)国内での発売はこの記事で紹介したNV-M900が初・手ブレ補正ということになるのかな?