連日iPhoneネタで恐縮…発売から数日、ユーザーの間では長所・短所がいろいろ出てきてるみたいですね。
中でもよく聞くのが、メールの着信通知がない!という不満…つまり普通の携帯メールのようなプッシュ型配信が完全に実装されていないということなんだけど、海外では速報的なやりとりはSMSで行うのが普通で、EメールはあくまでパソコンのEメールと同じ物らしい?これは日本と海外のメール文化の違いによるものだというのが、真相のようですね。
そう言えば今年の始めごろ、こんなことがあったなぁ…
例の、学生に日時と場所を指定してもらって撮影に行くっていう「仕事」なんだけども、基本的に撮影の予約・受付はメールでやってるんですよ。当日中に処理出来ればいいし、記録も残るのがいい。しかし問題は直前にキャンセルや変更があった場合です。
ある日指定の時刻に現場へ行ってみたら、誰もいない。しばらく待っても誰も来ない…事務所に電話してみたら「変更の連絡はなかった」とのこと。20分、30分と待ってみたが状況は変わらないので、もしかして?と、アドエスで事務所のWebメールを開いてみたら…ありましたよ。「40分後に変更お願いします」って、予定の10分前に携帯から送信されたメールです。あちゃー、事務所の人も常にメールチェックしてるわけじゃないからねぇ…まぁドタキャン食らわなかっただけ良かったか?
無事撮影は出来ましたが「突然変更してすみませんでした。メール届きましたか?」って言われた時は、激しく脱力してしもたよ。プッシュ型メール文化、いや日本のガラパゴスケータイ文化のもたらした悲劇?であります。
ということで、携帯電話のメールについて独断と偏見。
携帯電話を持つと、いつどこで電話がかかってくるか分からない。電話がかかってくるとその場で直ちに拘束されて、電話の相手と会話をしなければならなくなる…昔はそれを理由にあえて携帯電話は持たない!って言ってた人もいましたね。よく分かるんですよ。電話をかける方からしても、もし相手が取り込み中だったら悪いなぁ…と。だったらメールを使えばいいじゃないか、相手の時間が空いた時に見てもらって、返信してもらえばいいじゃないかと、そんな気遣いから日本の携帯メール文化は発達して、今やなくてはならない物になったと思うんですね。
だから私は、携帯メールはすぐ返事が来るものだとは思ってないんですよ。しばらく返信がなかったら、相手は忙しいんだなぁ…と。逆にこっちも忙しい日は時間が出来るまで返信しないこともあります。もちろんお互いに暇な時はチャット状態になるんだけど、常にそうなることはあり得ない。まぁ早く返事が欲しいのは分かるんだけどね、だったら直接電話すりゃいいじゃん?…直接会話が出来て直ちに返事がもらえるツールと、暇を見てボチボチやりとり出来るツール、ハッキリ使い分けた方が、いいと思うのだが。
iPhoneの機能に見られるような海外のメール文化にこのような考えがあるかどうかは不明だけど、今日本で携帯メールをガンガン使ってる若者には、多分分かってもらえない考え方なんだろうなぁ…。