音楽: 2007年5月アーカイブ

1990年代初頭、所謂応援ソングと言いますか、がんばれー!みたいな内容の曲が立て続けに売れた時代がありました。私はあの手の曲はどっちか言うと「苦手」だったんですよ。明る過ぎ。悩みなさ杉。ケッ!と言うか何だかなぁ〜と言うか、頑張ったってダメなもんはダメだろと言うか?いや正直、こういう曲を真正面から受け入れられる人が羨ましかったです(笑)でもバカ売れしたからなぁ、何だかんだ言うてあちこちでよく聴いたからなぁ…時代の空気のような感じで、記憶に残ってるもんですね。分かりやすくて覚えやすい曲調だったしね…今思えばそれなりに楽しく過ごしていた日々でした。

ZARDのボーカル坂井泉水、突然の事故死に驚いた昨日。本当に事故なのか?信じられない…テレビにも出ないしCDのジャケ写ぐらいでしか見ない人だったからねぇ…ってのはどうでもいいか。彼女の歌う「負けないで」を改めて久々に聴いたら、懐かしさと同時に不思議な感覚に陥ってしまいましたよ。何かね、歌詞の内容がすごく逆説的に聞こえてくるんです。いつかはダメになるのに気づきながら頑張ってる、みたいな?人知れず闘病中だったんだよね…ヤバい、泣けてきます。何なんだこの曲は……。

Creative E-MU 0202 USB、ようやく録音編です。えらく時間がかかってしまったので、改めて過去記事を紹介。

では、ファーストインプレッションからどうぞ。

レベル調整が…

まず最初に感じたのは、チャンネルごとに別々のツマミになってるから、左右のバランスがとりにくい!ということ…でもこれって、元々音楽制作用の製品ですからね。例えば片方にマイク、片方にギターを繋いで弾き語りを録音するって使い方もあるんです。こういう場合はつまみが独立してた方がいいですね。他社の同種の製品(ローランド UA-25、M-AUDIO FastTrack Proなど)も同じような仕様になっています。でも出来れば、マスターボリュームを追加して欲しかったなぁ…コスト上無理か…仕方がないのでダイレクトモニターを通した音とPHONO直出しとで聴き比べて、聴感でバランスを追い込みます。

なお新しいドライバではソフト側でレベル調整が可能になってますが、どうしても本体側のレベルを大きめに設定してソフトで落とすっていう使い方になるのね。実際は問題ないのかもしれないけども本体のクリップインジケータが点きっぱなし、プリアンプの段階で音が割れるかもしんない?てのは精神衛生上あまり良くないので、やはり本体側でレベル調整した方がいいのかもしれません。

ダイレクトモニターが!?

ダイレクトモニターとは0202USBに入力された信号をそのままスルー出力する機能?…え、かつてカセットを使っていた人向けに説明すると、3ヘッド機でモニター切替を"SOURCE"に設定するようなもんです…て、今となってはわけわかめですなぁ、こちらの画像をご覧ください。

この画像で説明されている「ソフトウェアモニター」は、USBの帯域を消費し不安定になるだけなので、なるべく使わない方がいいですね。従って録音中はダイレクトモニターを通して出力をチェックするわけですが…しかし!

当方の環境、しばらく録音してたらいきなりバリベリと激しいノイズが入りやがった!!…ダイレクトモニターのスイッチを操作すると治まったんだけど、これってパソコンを経由しない処理だよね?…つまり本体側に不具合があるってことか??…謎です。録音された音にはノイズが入ってなかったので良かったけど、どうなんだろう?長時間の録音にはダイレクトモニターを使わない方がいいのかもしれません。。

音質は…?

以前UA-1Aで録音したのと同じレコードを0202USBで録音して聴き比べてみました。どうもUA-1Aは中高音が強調されて煩くなる?傾向がありますなぁ。0202USBの方がレンジが広く伸び伸びとした音です…てか、低音の出方がかなり違う!?レコードの再生環境(ターンテーブル・カートリッジ)が違うので、それの影響が大きいかもしれませんね。

これでは比較にならない?ので、レコード直の音と0202USBとを比べてみました…んー微妙ですなぁ、正直ヘッドホンで聴く限りでは、両者の違いはほとんど分からないです。強いて言えばデジタル化した方が固めでキラキラした感じに聞こえないこともないような??…「録音機」としては上出来ですね、?

サンプリングレートをどうするよ?

0202USBはMacでは、24bit/96kHzまでの録音・再生が可能です。(Windowsでは24bit/192kHz)…が、実際レコードの録音にそんな高いサンプリングレートは必要なのか!?容量がでかくなって扱いにくくなるし、それにiTunes/iPodで圧縮音源として扱う場合は16bit/48kHzまでしか対応してないみたいなんですよ。(無圧縮音源の再生は可能だけど圧縮は不可能。iTunes-LAMEも同様?)

そう言えば以前iTunes-LAMEを紹介した記事で、44.1kHzでサンプリングされた音源は20kHz以上の高域は出ない、みたいな事を書きましたが、実はサンプリングレートの半分、22.05kHzまで再現されるとのことで、お詫び申し上げますm(_ _)m…実際はローパスフィルタの減衰幅や誤差などを考慮して、CD音源では20kHzでカットするよう設定されることが多いようですね。そしてアナログ音源の高品質なデジタル化のためには、ローパスフィルタによる高域の乱れを抑えるためにもサンプリングレートは高めに設定した方がいいらしい?という話もあったりします。

音質をとるか、デジタル化による扱いやすさをとるか?という妥協点、当方「CDよりワンランク上」?の16bit/48kHzでとりあえず決定しますた!…どうなんだろうね?最終媒体や聴き方などによって、いろいろ選択肢があるのではと思います。

おまけ…V15 Type IIIの極性?

今回0202USBを入手する直前にカートリッジをV15 Type VからType IIIに交換、従ってType IIIの音をパソコンに入力するのは初めてだったんだけども、波形を見てみると何かヘンだぞ!?…レコード特有の「プチノイズ」の尖った波形が、Type Vで再生した物とは逆の方向を向いているんです。そうか〜Type IIIって逆相だったんだ。一説には同時期のJBLも逆相だから、組み合わせると正相になるらしい?まさにアメリカン・オーディオですな!?(笑

普通にレコードを聴く分には逆相でも構わないけどデジタル化して波形を眺めるとなると、どうも気持ち悪いなぁ…ということで、リード線の接続を変えて正相化。高域がちょっとだけ引っ込んで大人しめになったかな?でも元々固めの音だったのがウォームトーン気味になったんで、結果オーライです(笑

あ、正相化の際にはRG(緑色)端子の根元にある金属板を外した方がいいですよ。右チャンネルから音が出なくなることがあります。ゲっ、断線させちまったか?と、一瞬マジで焦ったよ。。

日が空いてしまいましたが前回の続き。Macでレコード音源をデジタル化するにはちょいとアレな気もする?USBオーディオデバイス、Creative E-MU 0202 USBですが、先日動作チェックも兼ねて久しぶりにアルバム1枚丸ごとCDに落とすという作業をやったから、やっと録音機能について書けるぞ!?…と、その前に、レコードの音をパソコンに取り込む手順について、軽〜く説明します。

まずはパソコンとオーディオを接続、5月6日の記事で触れた通り、プリメインアンプのテープデッキ用端子に繋ぎます。(0202USBの場合はフォーンジャックからRCAピンジャックに変換するアダプターが必要なところが、ちと面倒ですなぁorz…)あとは昔カセットやMDに落としていたのと、大体同じ要領かもしんない?

  1. パソコン側のサウンド入出力・アンプのRECセレクター等を設定し、レコードプレーヤーの信号が入力できるようにする。
  2. 録音ソフトを立ち上げてスタンバイ状態にする。レコードをテスト再生して入力を確認、レベル調整を行う。
  3. 録音開始。録音ボタンを押してからレコードに針を落とし、曲の最後まで余裕を持たせてから録音を停止します。
  4. 波形編集ソフトで針の落ちる音など前後の不要部分をカットしてフェードイン・フェードアウトで丸めた後、全波形にノーマライズ(レベル最適化)処理。
  5. 24bit→16bitにリサイズ、必要に応じてサンプリングレートも変更します。
  6. ノイズ除去・必要に応じて音質調整などなど…
  7. 以上で音源データ完成。あとはCDに焼くなりMP3に圧縮するなり、好きなようにします。

なお「アルバム丸ごとCD化」の場合はレコードの「面」ごとに収録して処理、5. の行程で16bit/44.1kHzに設定した後

  1. 曲間で分割して、1曲1ファイルで保存する。
  2. CDライティングソフトで曲間(プリギャップ・ポストギャップ)を「0」に設定して書き込む。

ってな感じですね。ここで重要なのが曲を分割するポイントなんだけども、どうやらオーディオCDの規格で1フレーム=1/75秒という最小単位が決められているらしい?これを無視して切り刻むと、曲間でブチッとノイズが入ることがあるようです。つまりフレームに沿って切らねばならんということか?……とりあえず私は0.2秒(=15フレーム)ごとにグリッドを表示させ、それに沿って処理しています。もっと細かくしてもいいんだけど、ちょうど扱いやすい大きさなんですよ。

んー、こう書いて行くとレコードからパソコンに落とすって、えらく面倒な作業ですなぁ…でも実際やってみるとそうでもない、場合もあったりして?改めてじっくり味わう名曲・名盤、ますます気合いを入れて処理できることも、たまにはあるかもしんないです(笑

ちなみに録音・波形編集ソフトはSound Studioってのを使ってます。軽くて速くて、使いやすいですよ!フリーソフトでAudacityってのもあるけど、私の環境ではうまく動かなかったorz…(Windowsならもっといいソフトがあるのかなぁ)

で、0202USB実際どうなのよ?続きはまた次回ですか。。

前回の続き…えーと何だっけな?パソコンとオーディオを繋ぐUSBオーディオデバイスを替えたいって話だっけか?24bit入力でMac対応でなるべく安いやつ…あったあった。

クリエイティブと言えばPC用サウンドカードでは定評がありますね。しかしマカーの間ではあまりに知名度の低いメーカーだったりもします。同社としては珍しく?Mac対応となった製品…バンドルソフトとか見た感じではオーディオというよりは音楽制作用かな?レコードを録音するだけ、もっぱら「聴き専」の私が手にしていいものか…どうなんだろう?しかし音質に関してはなかなか評判いいみたいだし、何より安い!!…イっちゃいました。。

E-MU 0202 USBUSB2.0接続、ハードウェア的には24bit/192kHzに対応してますがMacでは24bit/96kHzまでとなっています…いや、96kHzで録れれば十分だ!?とりあえずiTunesでMP3を再生して出力音質をチェック。

今まで使ってたUA-1Aの出力はレンジが狭めで固くて今一つ味気ない音、正直Mac本体のオンボード出力の方がマシなんじゃねぇの?て感じだったんですが、0202USBに変えてからはかなりマトモになったような気がします。高域が冴えまくりだ!ヘッドホンで聴くと、MP3圧縮によるシュワ付き感やレコード音源のノイズが手に取るように分かる…粗探しには最適ですorz…MDR-CD900STなんていうゴリゴリのモニターヘッドホンを使うから特にそう感じるのかもしれませんね。モニター音マンセーヽ(´ー`)ノ

0202USBは本体にヘッドホン端子が装備されていますが、面白いのはアンプ側のヘッドホン端子との音の違いです。当方、現在使用中のアンプはサンスイのAU-D607Xという20年以上前のさほど高級機でもない代物なもんで、単純に信号のクオリティ、Hi-Fi度という点で見れば0202USB側の端子の方が遥かに上なんじゃないかと思うんですが…確かにアンプを通した場合に比べてレンジも広くて純度の高い、鮮烈な音が出るんですよ。しかし古い録音など、アンプ側の方がふくよかで雰囲気のいい鳴り方をする場合もあったりなんかして…なるほど〜これが私のアンプのキャラクターなのか、と再発見することが出来ました。あ、あくまでMDR-CD900STでの話、他のヘッドホンは分からんです。音楽制作ではよく使われるヘッドホンなんで、0202USBの端子はある程度最適化されているのかもしれませんね。

0202USBのドライバをインストールすると、一緒に"EMUUSBAudioControlPanel"という設定ユーティリティも入ってきます。でもMacの場合はOS付属の「Audio MIDI 設定」で全く同じ内容が設定できるので、出番がなかったりなんかして…。具体的には入出力のサンプリングレートの設定なんですけども、これを変えると高域の出方が微妙に変わってくるからまた面白いですね。Mac OS XのCore Audioドライバでリサンプル処理してるみたいなんだけど、その際に元々存在しない超高域を付け加えて補完してるっぽい?サンプリングレートを上げると高域が伸びる反面、ちょっと騒がしい?と感じることもあります。こいつノイズまで補完してやがる…最初聴いた時に感じた「モニター音」は、実は補完で粗が強調された「偽モニター音」だったのか!?元ファイルのサンプリングレートに合わせてリスニング用、モニター用と設定をうまく使い分ける必要があるかもしれませんね。

先日(4月23日)新しいドライバが公開されました。0202USB本体のファームウェア・アップデートも含まれています。ファームウェアの違いはよく分からんかったけど、Mac版ドライバではOS標準のレベルコントロールが使えるようになってますね。またリサンプリング出力の音質も改善されたようで、ざらつき感が少なくなっているような気がします。このまま改良を続けて欲しいなぁ〜。どこまでMacをサポートしてくれるかなぁ…

最後に安定性について。USB2.0で転送量や負荷も大きいためか?さすがにUA-1Aほどは安定してないみたいですね。iTunesから音楽を流しながらネットサーフィンしたりデジカメ画像を開いたりしていると、時々音が途切れることがあります。もっとも当方、PowerMac G4 AGPに1GHzのCPUアクセラレータを装着、USB2.0は拡張カードから5mのリピーターケーブルを介して接続というギリギリ(というか非推奨?)の環境だからなぁ…最近のMacならほぼ無問題なんじゃないかと思います。録音はテスト的に数曲やってみただけなんだけど今のところ問題無し。バッファを大きめに設定すれば大丈夫じゃないか?と。

以上、録音用に入手した物なのに再生の話ばっかになってしまいました。録音時のサンプリングレートの設定・運用などどうするか?ちょっと迷ってる状態なんですよ。ということで続きは次回です!?

まだやるですかオーディオネタ!?今回はオーディオとパソコンを繋ぐの巻です。

当方、5年ほど前からレコード音源のデジタル化に取り組んでおります。デジタル化!…て言うほど大げさなもんではないです、ただ単にレコードの音をCDやMP3に落として持ち歩きたいだけなんです…しかし私の部屋はパソコンとオーディオが離れ過ぎじゃねぇか?丁度6畳間の対角線上に両者が存在している状態。最初アナログケーブルを引っ張ってみたらノイズを拾ってしまってうまくいかない…そこでUSBオーディオデバイスの登場ですよ。

とりあえずローランドのUA-1Aという超安物を入手…これ、ご覧の通りシンプルなデザインですね。RCAピンプラグをUSBに変換するだけ?みたいな。本体をアンプの近くに置いてテープデッキ用端子(PLAY/REC OUT)に接続し、そこからUSBケーブルを引っ張ってパソコンに接続。つまりオーディオから見てパソコンは録音機として機能するわけですね。これでノイズの問題は解決!が、しかし…

こいつには「録音レベルの調整が出来ない」という、重大な弱点があるんですよ。先日カートリッジをV15 Type IIIに変えてレコードの音量が上がった、レベルの高いレコードをパソコンに入力したら、音が割れてしまうじゃないすか!何とかせねば!?

レベル調整の出来る上級機が欲しい!てか、この際もっと高音質な物に変えた方がいいんじゃねぇか?24bitで入力できるやつがいいなぁ…ノーマライズ(レベル最適化)の時の音質劣化が抑えられそうだしね。でもちょっと高いんだよなぁ……ん?何か安くて良さげなのが出てるぞ?私の貧乏オーディオにもピッタリだ!?

(次回へ続く)

今NHK-FMで「今日は一日 ○○三昧」てのやってますね。昨日いや一昨日は「アニソン三昧」だっけか?昼過ぎに何となくラジオをつけてみたんだけどなぜか最後まで聴き入ってしまいました。(さすがに昨日の「浪曲三昧」はついて行けなかったけど…)日本引きこもり協会だぜ!??……というしょーもない話をこのブログに書くべきなのか?昨夜はまた久々に古い友人と会う機会があったのでポロッと話してみたら、書いてもいいんじゃないの?みたいなんで、とりあえず書いておきます。

…え、何のこっちゃ、、で、この放送で耳からウロコが落ちる?ちょっといい体験があったんですよ。

NHKFM意外と音がいいよNHKFM…アニソンで音質を語るってのがちとアレなんですけども(笑)60年代のテレビアニメ草創期から最近の深夜にやっている大人向けの?アニソンまで、幅広い年代の曲が流れてたんですね。どの曲もそれぞれの年代の味を出しながら、いい雰囲気で鳴ってたなぁ、と。まず民放で流れるJ-POPみたいに音が潰れてない。その代わり音量は小さめです。曲間に入るWアニキの声がでかいぞ!(笑)まぁFMラジオだしウチは受信状態が良くなくてノイズ混じり、決してオーディオ的にはHi-Fiとは言えないんだけども、まったりしてて実に気持ちいい…自室のスピーカーで恥ずかしながら?ボリューム抑え気味でBGM的に流すと最高なんです!!70年代の曲が流れたりなんかしたら、あの頃を思い出してホロッと来てしまいましたよ。再放送でよく見てたなぁ〜とか。。

んー、これは是非お手本にしたい、目指したい音楽の聴き方でしたね。iTunesをベースに、こんな感じで聴ける環境は出来ないものか??

ということで?オーディオネタはもうちょっと続くの予定です。次は地雷的?USBオーディオを入手してしまったの巻。

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