オーディオ機器: 2006年1月アーカイブ

こんなトンでもない法律が出来てたなんて、知らなかったよ。。

2001年に施行された電気用品安全法により、PSEマークのついてない電気製品(電源部を内蔵しているもの、本体から直接電源コードが生えているもの)はこの4月から販売が出来なくなるらしいです。

つまり2001年以前の中古家電はほぼ全滅、古物好きとしては堪えられませんなぁ…ということで、古いゲームやオーディオ、楽器などを愛好している人から反発の声が上がっています。以下関連ブログ記事。

ついでに2ちゃんねるの関連スレ。

この法律はかつて「電気用品取締法」と呼ばれていたのを改正したものらしいです。もともとは海外某国?から入ってくる怪しい家電製品による事故を防ぐためのもので、国が認可していたものを民間でも認可できるように「規制緩和」したらしい?…しかしすでに「電気用品取締法」で認可されている製品(〒マークがついてます)まで販売が規制されているのは、どうも納得がいかないですね。もちろんこれらの機器による事故が頻発しているなんて話も、聞いたことがない。しかもこの法律、5年前に施行されていながら今までほとんど知られておらず、最近になってハードオフなどの大手リサイクルショップで買い取り制限の告知がされるようになり初めて騒ぎになっているという現状…マスコミも一切報道してないのか?するわけないか…問題ですなぁ。

使い捨ては環境に良くない、使える物を必要な人のもとへ届けてリユースしようという意識か?ここ数年リサイクルショップも増えてきました。私もAV機器やパソコン関係(今回の法律の適用外ですが)など、ほとんど中古で間に合わせております。80〜90年代頃の機械って、いいものが多いんですよね。MADE IN JAPANが一番輝いていた頃の、日本の遺産とも言うべき製品たち!つったら大げさか(笑)元の造りがいいもんだから、少し手を入れればバッチリ使えたりする、それが中古で安価に入手できるので、いい時代になったもんだなぁ、と思っていたんですよ。

が、ここへ来て「古い家電は売るな」ですか…4月以降の在庫はどうするよ?もちろん売ることは出来ないし捨てようとしたらリサイクル料がかかったりする……またゴミが増えますね?不法投棄も出てきそうですね?何か時代に逆行してますね?てか、オーディオの名機やヴィンテージの電子楽器も、全部ゴミかよ!!!惜しまれながら店を畳む中古屋が何軒も出てきそうです。いや、こっそり裏で取り引きする輩が出てきたりして…?昔のアメリカの禁酒法みたいにね。

んー何というか、これは意地でも新品を買わせたい家電メーカーの思惑と、民間の検査機関(イーホームズみたいなもんか?w)を作って天下り先を確保したい行政側の思惑の入り交じった「政官業が癒着した悪法」と言われても、仕方がないかもしれない?今のメーカーと一部の官僚の利益のためには、環境に負担をかけても過去の遺産を台無しにしても中古市場の健全な経済活動を妨げても構わないということですか??全く理解できないですね。せめて〒マーク付きは適用外にするとか、運用や解釈で何とかするとか?打開策がないものかと思っております。

とりあえず3月まで中古市場は大処分セールになるらしい?いつ壊れてもおかしくない、修理できなかったら別の中古を買うかという物がいっぱいあるからなぁ、今のうちに入手しておかねば。レコードプレーヤーは去年替えたからアンプとテレビが欲しいな。テレビがねぇ、10年前(家電リサイクル法施行前)にゴミから拾ってきた18年前の物が未だによく映ってたりなんかする…まだ壊れないのか!?(笑)これがデジタル化との関係もあって微妙なんですよ。今のところ「つなぎ」に安い中古を入手するのがいいような気もするような…これまた問題山積?先週書こうとしてボツになったネタがあるのでまたの機会にします。しかし我々古物好きの貧乏人にとってはますます生活しにくい世の中になりますね。うーー鬱だ。。

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