オーディオ機器: 2006年4月アーカイブ

前回の続き。問題のお漏らしコンデンサを交換すべく早速近場のパーツ屋へ向かったのでありますが、あそこのオッチャンめちゃファンキーですな。「アンプの修理をしたいんですが…」という話をしたら、いつの間にかアダルトビデオの話になっちまった…カ○ビアンコムとかHG○Oとか、有名サイトの名前が出まくり、白昼堂々ですよ!…いや、私は名前とトップページしか見たことないんで(爆)て、何でこんな話に乗ってるんだ!?それよりアンプの修理法を教えてほしかったんだけどなぁ…。そんなこたどうでもいいや、、さらにコンデンサ交換続きます。

パワーアンプ基板の… 外したところ。

パワーアンプ基板。画像中央に見える少し大きめのやつ(50V 470μF)と、その両脇に見える青いやつ(25V 100μF)が今回のターゲットです。

片チャンネルだけ外したところ。わずかに漏れているのが見えるような…?丸い跡がついているのは接着剤によるものです。抵抗とジャンパー線の足が少し腐食していましたが、導通に問題はないようなのでそのままにしておきました。

ちょい漏れ 新旧コンデンサ

漏れていたのは小さいコンデンサだったようですね。画像ではちょっと分かりにくいけど…。重ねて言いますが、左側に見える茶色い付着物は、接着剤です。

新旧コンデンサ。元々小さいものは新しくなってもそれほど小さくならないみたいですね。何度も言いますが古いコンデンサの茶色の…もうええっちゅ−ねん。

交換したコンデンサ。さぁ、これで完全に直ってるはずだ、直るべきだ!……が、あれ?まだ完全には直ってないようです。無音時のサーというノイズも、電源ON−OFFでヘッドホンがボフッッと鳴るのも、小さくはなってるけど健在です…しぶといヤツですなぁ。こうなると次はコンデンサ以外、TRかFETの交換になるか?私のような半素人には敷居の高い作業になりそうです。てか、疲れたよ。ひとまずこのまま様子を見てみるか。

DCオフセットを再調整してスピーカーから音を出してみると、おおぉ…前よりいい感じの音になってるぞ!全域に渡ってキレが良くなってます。ディテールもハッキリ聞こえるようになってます。もちろんこの時代のサンスイならではの低音はそのまま…このアンプの音、やっぱ大好きだ…。コンデンサの交換は効果てきめんですなぁ。残ったコンデンサも全部交換してみるか??そのうち続くかもしんない。

さて、間が空いてしまいました…またまたアンプ弄りかよ!!サンスイのAU-D607X、無音時のノイズを減らしたい!ということで、コンデンサ交換の様子を軽〜く紹介です。前回のメンテの様子はこちら

コントロール基板 セレクタ基板

今回交換するのは写真の赤い矢印で示されている部分、コントロール基板(左)にある35V 100μF×4, 16V 10μF×2とセレクタ基板(右)の35V 220μF×4です。まずは手っ取り早いところから。。

35V100μF 35V220μF

新旧コンデンサの比較。同規格・同メーカー・同グレードの物なのに体積は半分以下!?…つか、ホントはもちょっといいパーツ使うべきだけどねぇ、、これしか手に入らなかった…。

試聴中。 ボリューム基板

交換完了、即試聴チェック。以前よりもノイズが少なくなったような気がする…?いや、気がするだけでした。

おまけ。ボリューム基板です。ショボっっ!!…いかにも劣化しそうなので接点を洗浄してみたけど効果なし。ちなみに先代のAU-D607G EXTRAおよび上位機種のAU-D707Xはもっといいボリューム使ってるようです。

んなわけで今回はあまり効果なし?根本的な解決にはならなかったわけでして…もう一度原因を特定し直さなければならんかなぁ、と、プリとパワーを切り離すコネクタです。パワー部の各チャンネルに入力されているものの他に、もう1本基板の中央に刺さってるのがあるんですね。どうもこいつの抜き差しで状況が変わるみたいです。一体何だろうねこのリード線は…コネクタ周辺を調べてみるか。と、ここで重大な問題を発見。

お漏らし…?

ぉ、お漏らししてねぇか…_| ̄|○

これは絶対直さねばならんですね。原因はこいつに違いない!はず……?次回へ続く。

仮試聴中!さて、前回の記事でメンテの様子を紹介したサンスイのAU-D607X、早速試聴です。右の画像は仮設置してラックスマンのL-45Aとヘッドホンで聴き比べているところなんですけども、パッと聴き低音の響きの良さではサンスイの勝ち、中高音の押し出しやクリアーさではラックスマンの勝ちという何とも甲乙付けがたい?感じでした。

スピーカーから音を出してさらに感激、この分厚くて濃密な低音ですよ!高校生の頃使ってたAU-D607F EXTRAの記憶が、鮮やかに甦ってきました。そうそうこんな音だったよ、懐かしいなぁ…。思わず手近にある盤を取っ替え引っ替え、しばらく聴き入ってしまいました。実は6〜8年ほど前にAU-α607L EXTRAを使ってたことがあったんだけどその時にはこんな懐かしい感覚はなかったので、AU-Dシリーズまでの機種だけの特徴なのかもしれませんね。また、スピーカーを通したときの低音の出方がここまで違うのはラックスマンL-45Aは私のスピーカー(ビクターのSX-5という、25cm3ウェイ密閉型のシステムです。70年代の製品)には少しパワー不足だったのかもしれません。

ところがこのD607X、どうも本調子じゃないようです。無音時のサーというノイズが少し大きいような気がする…それからヘッドホンを繋いだ状態で電源をON-OFFするとボフッッというバカでかいノイズが聞こえます…ヘッドホン壊れるかと思ったよ!!無音時のノイズはボリュームの位置によって変動すること(ボリュームを上げると大きくなるとは限らない)、パワーアンプ基板にあるコネクタを外し、プリとパワーを切り離した状態で試したらこれらの症状は一切出なくなることなどから、どうやらプリアンプ部に不具合があるようですね。スピーカー端子−シャーシ間のDCオフセットが不安定なのも、そのせいなのかもしれません。んー引き続きプリアンプ部を中心に、コンデンサの交換を進めてみるか?まだまだ弄り続ける余地がありそうです。うー早くパーツ屋へ行きたい、時間がない…今週は早朝から夜までずっと「仕事」なんですよね。…続きは次回!?

AU-D607Xここ数日ハマってました!先月末にPSE法滑り込みセーフ?で入手した物件、サンスイのAU-D607X(1984年発売・79,800円)です。てか、実は滑り込む必要なかったか?もうあの法律わけわからんですね。根本からグダグダ……まぁそれはよしとして(ぃやよくないか)この前入手したラックスマンのアンプ、中高音は綺麗なんだけど低音がイマイチ不足気味なんだよね。あの時散々迷ったサンスイとどっちがいいか、聴き比べてみようじゃないか!?と。その前に中古アンプでは不可欠の?軽〜いメンテの様子を紹介です。

こんにちは! 天板を開けたところ。意外とスカs…いや、余裕を持ったレイアウトですな。正直、あまりいい造りとは言えないかもしんない…?こちらで先代のAU-D607G EXTRAの内部が紹介されていますが、比べてみるとコンデンサの数は減ってるしボリュームはディテントから普通の物になってるし、コストダウンが進んでいるのを感じますね。後述ですがプラスチックのパーツが折れる?なんてこともやらかしてしまいます。後継機のAU-α607では筐体周辺が大幅に強化されているので、実は歴代607の中で最も造りのショボい機種かもしんない??でも、決してそれが音に出るわけではないというのが、面白いところであります。

スピーカーリレーの位置が…

まずは必ず逝かれているであろう?スピーカーリレーの清掃から…なんですが、何じゃこりゃ?ラックスマン以上にメンテナンス性悪いですなぁ。

スピーカー端子が外れない…。 電源基板を外しますた! 取り出し成功。

リレーのある基板がなかなか取り出せない…

先に電源基板を取り出しました。宙づり状態だよ…。

取り出し成功。基板からスピーカー端子とリレーを取り外したところ。

こんな感じでリレーの取り出し成功。清掃方法はこちらの記事で軽く述べています。しかしこんな作業2度とやりたくないね。いや、またやらねばならん時が来るだろうけどね…?

新旧電解コンデンサ ランプ交換

電源基板のコンデンサを一部交換。近場のパーツ屋で手に入る物から。んー、あまり効果なかったかな?しかし同規格でも新しい物はかなり小さくなってるのね。部品技術の進歩を見るような気がします。

入力セレクターのランプが1カ所切れているのを発見。たまたま手持ちがあったので交換。これLEDじゃなくて電球なんですよ。グリーンのキャップを被せてLEDっぽく見せてますが(笑)…が、この時ハプニングが起こった!?

レバー折れちゃった! 削ります!

プッシュスイッチを押すレバーの爪が折れてしまった!

レバーの一部をヤスリで削って凹ませます。

力技。

結束バンドでスイッチに固定します。んー力技。。

DCオフセットの調整

私のような半素人でも出来る?簡単なアンプの調整です。これが狂っていると最悪、スピーカーを壊してしまうこともあるそうですね。通常はスピーカー端子の+−間の電圧を測り、それが0Vになるように半固定VRを回すというものですが、このサンスイのアンプは特殊な構造になっているようで、2カ所測らなければならないみたいです。

DCオフセット調整1. まずスピーカー端子+−間の電圧が0V になるように、VR1(画像クリックで拡大参照)を回して調整する(通常通り)

2. 次にスピーカー端子(+−どちらでもOK)とシャーシ(フォノ用のアース端子がいいでしょう)の間が0Vになるように、VR2を回して調整する

3. 1〜2を繰り返して両方が0Vに近づくように調整を追い込む

これがねぇ、1.の電圧はまぁまぁ安定してるんだけど2.がめちゃ不安定。動きまくり…どーうもあゃιぃですなぁ。

さて、とりあえず動作はOKだしボリューム・スイッチ類もほとんどガリはないし、聴き比べてみるか…??次回へ続く。

アーカイブ

オーディオ機器の月別アーカイブ

このブログを購読

Powered by Movable Type 4.12