ニュース・時事問題: 2007年10月アーカイブ

いきなりですが「もっと私らしく」とかいうフレーズ、若い女性向きの広告やCMによくあるやつですね、あれ最初に見たのは、もう20年以上前か?未だにキャッチコピーとして通用しているのには驚きですなぁ。「私らしく」って一体何よ?自分でも分からないのに人のことなんか知るかボケ!ちょっと考えれば気付くんだけど、いや分からないからこそ街には似たような格好した女があふれているのか?結局「自分らしく」「個性的に」とは逆の結果になってるのが面白い…長きに渡って世の女性の心を動かしている、魔法の殺し文句ですな!?これ最初に考えた人はスゴいよ。。

前回記事の続き、と言うよりは10月16日の記事「マスメディアvsヲタメディア?」の続きかもしんない。「初音ミク」騒動で両者の対立関係が浮き彫りになったわけだが、当初から2ちゃんねるで囁かれていた「某大手広告代理店の仕業ではないか?」っていう「陰謀論」、もし本当だったら面白いですなぁ。多分ほとんど妄想だと思うけどね。

つまり今まではマスメディア、つまり広告代理店がテレビや雑誌等と組んで流行を作り日本の文化をリードしてきた、そこへ我々ユーザーがコンテンツを作ったりネットで広めたりという動きが加速すると、そりゃ宣伝・広告を一手に引き受けてきた者から見れば、面白くないぞ!ということです。だから「初音ミクを使ってる人=ヲタク=キモい」と。

そもそも「ヲタク=キモい」っていう一般認識?これも彼らのネガティブキャンペーンじゃないかと思うんですよ。誤解を恐れずに申しますと、マニアックな趣味を持っている人にはみんなある種の「キモさ」があるんです。対象を深く愛するほど、熱く語るほどに「キモさ」は増大していく?…アニメ・ゲーム・パソコンに限らず、例えばマイナーな音楽とかオシャレなグッズとか、あとMacユーザーとか(笑)今は趣味趣向が多様化して、あちこちに小さなコミュニティがありますね、まぁ自分の好きな物がメジャーになるとつまらなくなるってのはよく分かるんだけど、端から見ると閉鎖的・排他的な「キモさ」を感じることが多い…つまり、おまえら全員キモい?!…あ、「キモい」の意味が分からない人は、「キモい=意味わからない」だと思ってください(笑

ではなぜ、いわゆる「アキバ系」の趣味を持っている人が特に「キモい」とされるのか?…と、ここで本記事の最初に書いた話です、、マスメディアは長い間、若い女性を最重要ターゲットとして広告を作ってきました。定番の「殺し文句」があればOK、それにやっぱ綺麗だし華があるし楽しそうだし、何かそそるじゃん…だから多くの男性や年配者など、他のターゲットも惹き付けられるんですね。人が集まると商売になる、まさに一石二鳥。こんな美味しい話はない、と。

そこへ女性向けの広告へなびかない人々、アニメキャラやフィギュアに「萌え〜」、三次元には興味なし!という、いわゆる「ヲタク層」が出てくるんですよ。若い女にそそられないなんて、意味わからない。つまり「キモい」ってことですな。しかもネット上で彼らの発言力が高まったおかげで、今まで続いてきた美味しい話のカラクリが暴かれようとしている!?これはまずいぞ、よし、あいつらキモいぞキモいぞキモいぞキモいぞ!!!!…というのが、彼らの本音じゃないかなぁ。

まぁとにかくマスメディアvsネット社会で対立関係があるのは明らかになったわけで…しかしマスメディアのやり方はあまりにアンフェアですよ。ネットによる情報伝達、口コミを封じようと必死。音楽業界がいい例ですね。口コミでCDが売れるためには、多くの人に曲を聴いてもらわなければならない、しかし彼らは「著作権侵害」を理由にYouTubeにあがっているやつを徹底的に削除する…CDが売れようが売れまいが、マスメディアによる宣伝以外は認めない!みたいな。問題の「ダウンロードの違法化・著作権法の非親告罪化」は、彼らのネットメディア掃討作戦という面もあるのではないかと思います。結局自分に跳ね返ってくるだけなのに、彼らは気付いているのかいないのか??

CGM(消費者生成メディア)って言うんですか?興味深い話ですなぁ。私はこの動き、是非応援したいですね。「萌えキャラ」にはあんま興味ないけど(笑)いややっぱね、「いい物が売れる」社会にしたいんですよ。民主的資本主義というか何と言うか……以上、相当「キモい」ことを書いてしまいました。

「初音ミク」騒動、まーだやってるですか!?そろそろ飽きたんじゃねぇの?…いやいやいや、この騒動は「初音ミク」にとどまらず、現在のネット社会周辺に存在するあらゆる問題を浮き彫りにしております…と、某ステの古館みたいに、大げさに言ってみるw

結局Googleのイメージ検索は、無事表示されるようになったんだっけ?何でも手動で復帰したらしい?ご苦労様ですm(_ _)m

前から気づいてたんだけどあのイメージ検索、例えばタレントやアニメキャラの名前で検索しても、そのものズバリの画像が出てこないことがあったんだよね。出てきたとしてもオフィシャルサイトの画像は後の方で、トップにはニュースサイトの記者会見の画像とか、個人ブログの記事などが引っかかることが多い…通常のウェブ検索ではオフィシャルサイトがトップに表示されるのに、何でやろ?…多分私の勝手な推測、著作権的に問題のある、版権ものっぽい画像は自動的に順位を下げる処理がされてるんだと思うんですね。今回は「初音ミク」がそれに引っかかってしまったんではないかと。「検閲」じゃなくて、Googleが不当に訴えられないための防衛策ではないかと思っております。

つまり、著作権に配慮したために我々ユーザーは不便を強いられているわけで、「著作物を利用する権利」というのは全く守られてないんだなぁ、と…しかし現状はまだマシな方で、万が一著作権法が非親告罪化、ダウンロードが違法化されたらどうなるのか?下手な検索結果を表示したら、今度こそGoogleが逮捕されてしまう!?もう版権ものは一切検索出来なくなってしまうのか??恐ろしい話ですなぁ。

誰かの「我儘」のために、他の誰かが迷惑を被ることがあってはならない。だから法による規制があるんじゃないかと思ってます。著作物が不当にコピーされることによって、著作者が不利益を被ることがあってはならない…そういう意味で、私は現在の著作権法は(一部を除いて)まぁそこそこ適切に運用されているんではないかと思いますよ。あくまで「親告罪である」という点が大きいですね。

著作物を売って商売してる人から見れば、少々の著作権侵害があったとしても、売り上げが上がればいいんじゃないかと…だからグレーゾーン、と言うかある程度「黙認」している著作者もいるようですね。古くは同人誌の世界がそうだったのかな?現在はYouTubeやニコニコ動画などがその一例。ネットユーザーが盛り上げて、宣伝してくれればいい、でも「ある一線」を超えちゃダメですよ。一線を超えて著作者が損をする事態になったら、その時は徹底的に取り締まります。そしてその「一線」は、各権利者が販売戦略に応じて自由に設定することが出来る。もちろん設定を間違えば業界自体が衰退することもある…こう書くと何ともフェアな?現著作権法、非親告罪化されるのは、権利者にとってもいいことにならないんじゃないかなぁ。

要は売れればいいじゃん、宣伝になればいいじゃん、ということなんだけど、何かそうはいかない事情、そうなるとまずい連中がいるんですか??…次回に続くかも。

先日設立された謎の団体?MAIU…じゃなくてMIAUですがな。

「先進ユーザー」って何だそれ?…何となくマイナー臭と言うかマニアック臭の漂う団体ですなぁ、ってそんなこと書いちゃいかんか!?まだ出来たばかりやしね…まずは「著作権法の非親告罪化・ダウンロードの違法化へのパブリックコメント」に関する活動をされるそうで、今後に期待ですね。

しかしあの法案…一言で言えば「ありえねぇ」。どう考えても矛盾出まくりで、適切な運用は不可能じゃないかという気がしますよ。ダウンロードとストリーミングの区別も今一つ不明だし、キャッシュなんか知らないって?…また役人の暴走か?PSE法の二の舞か??結局悪徳商人と工作員が得をするだけで、新しい技術やサービスをやる人が馬鹿を見るだけという、どうしようもない法律になるのかと。

この前の「初音ミク」Wikipedia削除騒動で気付いたけど、著作権法が非親告罪化されたら「著作権侵害」を恣意的に利用して、競合する商品等の情報をネットから抹消することが出来るんだね。

今回のMIAUは市民団体みたいな物?その力はまだまだ未知数なんだけども、業界団体みたいなのはあるんか知らん…例えばYahoo! やGoogleや、楽天、ライブドアなどが「ポータルサイト協会」のような形で発言力を高めていってもいいんじゃないかと思いますよ。ある意味「毒をもって毒を制す」といっては何だが、業界とか「利権の匂い」とか、あっちの人は好きそうだからね(笑

そう言えば昔このブログに「ホリエモンが衆議院選挙に当選したら自民党のIT族議員になって」みたいなことを書いたような気がするが(笑)もし実現していればどうなるか?いややっぱホリエモンじゃアレかなぁ、、国会議員の方にも協力して欲しいところですね。

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