古ネタの最近のブログ記事

オ・ザ・ワについてきゃ、まちがい、ナイ!! (←ベイシティ・ローラーズの『サタデー・ナイト』でどうぞ)

昔やってた「ラスタとんねるず'94」て番組の、人形劇コントのネタなんだけどね。小沢イチローは相変わらず?札束をバラまき総理をあやつるキャラで、他にも羽田ツトムやら村山トミイチやら「かくボタン」大好きなクリンとんやら、妙にバカでホモっぽい「マッキー」みたいなのや子供を抱いた「マイコー」みたいなのも出てきたりなんかして、かなりヤバい内容だったなぁ(笑

例の秘書が捕まった時からもう一度こいつが見たくなりまして、そう言えば毎回録画して友人達と見てたなぁ…と探してみたら、ビデオテープが9本出てきたよ。何でこんなに残ってるんだ!?全部見たらかなり時間かかりそうだね。また詳しい話を書く予定のつもりです。

しっかし小沢、すごいタイミングで代表辞めるのな。あの頃みたいに、黒幕に戻るんだろうか?ついて行く人はいるんだろうか?なんちて。

先日の「地デジカ」騒動と「アナログマ」誕生について、丁寧に解説されている記事。要・無料会員登録じゃが、読む価値ありかもしんない?

ラわーんあんちゃん、アナログマが広島でようけ踊っとるよー。

以上、またしても中身の無い記事終了。

昭和の日スペシャル!ってわけじゃないんだが。

1989年1月、あの頃私はビデオデッキを弄っておりました。自室にビデオが欲しくてねぇ…が、当時中学生だった私に新品のバブルデッキなど買えるわけもなく、ゴミから拾ってきたガラクタと格闘しとりました。1989年時点でゴミとして捨てられていた物だから、VHSでも初期に近い製品…標準モード専用で、上からカセットを入れてレバーでガシャガシャ操作する、やたらデカい機械でしたよ。何とか絵が出るようになったので、早朝に放送されていたテストパターンやカラーバーを録画して、調整を追い込んでおりました。

宮内庁から中継
臨時ニュース
藤森長官
天皇陛下崩御

で、1月7日の朝、テストパターンの録画のためにテレビをつけてみると…ありゃ、皇居前から中継だ。前の年から天皇陛下の健康状態について、ニュース速報で刻々と伝えられていたからなぁ…病状が悪化したということか?とりあえず録画スタート、どのチャンネルも同じような中継映像、「侍医が続々と集まっています」「皇族方もほぼ全員、吹上御所にお揃いになりました」「いよいよ、最終的な局面になったと思われます」…え?最終的な局面??

午前6時35分、宮内庁・宮尾次長による会見。「天皇陛下におかせられましては、本日午前4時過ぎ、御危篤の状態になられました」NHK臨時ニュースの画面と、何となく不気味な?チャイム。うおっ、こんなの初めてだぞ?即座にスタジオに切り替わってアナウンサーが臨時ニュースを伝え、同時に行われた小渕官房長官(当時)による会見を放送。ぉぃぉぃ、何だこりゃ!?

午前7時55分、宮内庁・藤森長官による会見。「天皇陛下におかせられましては、本日午前6時33分、吹上御所において、崩御あらせられました」病状の説明の後、突然黒バックに「天皇陛下 崩御」の白文字+チャイムの音、スタジオに変わって臨時ニュース。ん?ホウギョって何??…しばらくして「お亡くなりになりました」と、あぁ、ついにこの日が来たか…。

ここまでのNHK臨時ニュースの映像、当時から妙に段取りが良過ぎるなぁ、リハーサルを何回もやったんだろうなぁ、戦前なら不敬罪もんだなぁ?と思ってたもんですが、今見ると「天皇陛下が、お亡くなりになりました。お亡くなりになりました」と繰り返し伝えるアナウンサーの声は、少し震え気味で興奮してるようにも聞こえますね。小渕官房長官の会見、明仁親王が直ちに天皇陛下に即位される旨、昼過ぎには新しい元号が発表されるらしいということが伝えられました。新しい元号、どうなるかな?ワクワクテカテカ。

新元号平成
平成

同日午後Wikipediaによると、午後2時36分頃らしい)小渕官房長官による会見。記者が慌ただしく集まり、額縁のような物が用意されます。ここに新しい元号が書かれているのか…もうwktkが止まらない?発表までの時間は、長く感じましたね。「新しい元号は、平成、であります」おおぉー!…お??

今でこそ「平成」って言葉は当たり前になってるけど、当時はやはり馴染まなかった…平和の「平」に成功の「成」と言われて、なるほど〜と思ったものの、どーうも語感的にパッとせんなぁ、と。当時の街頭インタビューでも似たような意見が多かったですね。その様子も録画してあります。

しかしここまでの会見生中継、前代未聞の事態で記者も慌ててるのがよく分かる…怒号やら機器の警告音?やら、えらく騒がしいです。やっぱ当時の現場記者って、ガラ悪いねぇ。って、今も似たようなもんか?再放送では決して流れない、緊迫した様子が伝わってきますよ。

ここからは1月8日、平成元年初日の恐らく某フジテレビによるニュース・ドキュメントが残ってます。ざっと挙げるとこんな内容。

  • 平成という元号についてインタビュー。「割と単純」「響きが悪い、漢字が悪い?」
  • 商店街は閉店、レンタルビデオ屋は大盛況
  • 平成元年になって初めて誕生した、四つ子の赤ちゃん。…てか、こいつらも今や20歳なんだなorz
  • 新宿・歌舞伎町で若い女性にインタビュー。「遊んでました」--- どういうお店にいたんですか?「つぼ八です。ダセェ〜って?w」
  • 皇居前広場。天皇崩御を伝える海外のリポーター。釧路湿原の日の出。
  • JR駅の改札。ハサミ入りの切符! "1. -1. -8" の日付。
  • 人影のない団地。進学塾に通う受験生にインタビュー。
  • 皇居。涙する老人達。雨の中、一列に並んで土下座する右翼いや憂国の青年団。
  • 区役所へ婚姻届を出しに来た人。「昭和」を消して「平成」に訂正。
  • 小渕官房長官より「大喪の礼」について発表。
  • 映画館はどこも満員、新宿コマ劇場に並ぶお婆ちゃんにインタビュー。
  • 中国・北京の日本大使館に特設された昭和天皇の遺影、弔問に訪れる人々。
  • 団地前の市場。「平成元年になって、初めて売れた物は何ですか?」
  • 新天皇、赤坂御所から皇居へ
  • 「大喪の礼」が行われる、新宿御苑。
  • 郵便局。次々と押される "1. 1. 8" の消印。
  • 結婚式場。--- 平成元年の熱々カップルです。「自分が昭和生まれで、今度平成になりましたので、何かすごく歳とっちゃった気分です」と、新婦の弁。
  • 東南アジアからの留学生にインタビュー。
  • 人の少ない温泉旅館。宿泊客は老人が3人。「残念だけど、命というものは寿命が来たら、しょうがないですねぇ」--- 偶然ながら、みなさん明治・大正・昭和・平成と生きてきたわけですが…「長いようだけど、経ってみたら短いもんだねぇ」

まぁ珍しい、面白いかも?ってだけで録画した物、チューボーの考えることなんてそんなもんですw、それにしても取材対象の幅広いこと…いかにも80年代のフジテレビらしい?斜め見感覚もあったりなんかして、やはり今見ても面白い、残しておいて良かった。それから「街に平成がやって来た」みたいな?あの時代の人々の生活感が記録されているのが貴重ですね。今はこういう報道って、少なくなっちまったなぁ。「平成」になって20年余りが過ぎてしまったわけだが、これからどんな時代になるのか?「昭和」に次ぐ激動の時代になったりするのか?なんてね。



余談。昨日「アナログマ」の記事を書いた途端に、検索でアクセスしてくれる人がいきなり増えてビックリしたよ。アナログマ大人気だね!?ということでアナロ熊の思い出を出鹿しながら、気が向いたらまた語ってみようかと思います。。

何だかんだ言うて、昔はテレビ番組をよく録画してたなぁ。

何年か後にもう一度見たい番組、二度と放送されないであろう貴重な映像を残しておこう!ってんで、かなりの量のビデオテープが溜まっちまった。報道・ドキュメンタリー・バラエティが多く、アニメやドラマはあまりないです。しかしよくもまぁここまで録りためたもんだ、「保存版」って言うよりは「放置版」だね?

そうそう、録ったはいいが見る時間がない、録りっぱなしで見てない番組とか、長時間のテープを消費したのに、後で見たら中身がスカスカでつまらなかった番組とか、そのうち録りたいと思う番組も少なくなってしまって、どうせ録っても見ないからいいやってことは、録っても録らなくても見ないってことだよな?と、いつの間にか番組を録画するのをやめてしまったんですよ。で、デジタル化のために古いテープを見ようとしたら、ビデオデッキが死んでいてバタバタしとったわけです。こんな感じで録画マニアを「卒業」した人も、おるんかなぁ?

とりあえず「ウゴウゴ・ルーガ」と「天皇崩御・新元号平成」のテープが無事に出てきて良かった。「天皇崩御」は当日の生中継をそのまま録画したもので、多分レアなんじゃないかと思います。9・11や阪神大震災も、当日のオンエアを録画した物があるはず…あとは年末にやってた「10大ニュース」の類とかね。

しかしついつい本編よりCMや有名人に目が行ってしまうのが面白い、、某たけしは今としゃべり方が違う、妙に滑舌がいいぞ!なんちゃって無所属で話題の某千葉県知事が、歯磨きのCMに出てるぞ!某厚生労働大臣は髪が黒々としてイケメンやなぁ、某小泉チルドレンと結婚してた頃か?ってね…報道に関しては、近頃マスコミは嘘つきだという世論が高まっている?ので、今改めて当時の放送を見たら、また違った物が見えてくるかもしれません。

「天皇崩御」のテープの最後の方に「仮面ノリダー」が残ってたのは笑ったよ。あぁ〜こういう時代だったんだなぁと、思わず見入ってしまった…いかんいかん、キャプチャーをスタートしてから通して見なければ、時間が勿体ない!?ビデオテープ発掘は、長い旅になりそうです。

三菱のバブらないデッキを入手

(関連記事:開腹レポート〜パナソニックのバブるデッキ

HV-SX300んなわけで「仕事」先近くのリサイクルショップで、割と新しめのビデオデッキを入手してしまいましたよ。三菱の"HV-SX300"ってやつ、リモコン付きだが「録画機能は未確認」の半ジャンク状態で1,600円、いや再生が出来れば十分安いぞ!?

2001年の製品、S-VHSとしてはほぼ末期の物になりますね。この頃になるとバブル期に比べてかなり簡略化・コストダウンが進み、造りがショボくなった代わりにデジタル処理で画質を向上させた設計になってます。このデッキにも「3次元NR」「デジタルTBC」とかいうのが付いてますなぁ。

HV-SX300内部

バブルデッキFS900と違って、小型軽量ですなぁ…とカバーを開けてみたら、ショボっっ、スッカスカやんけ!!メイン基板1枚に、左端のシールドケースは、恐らくデジタル処理用の回路か?…こちらの画像と、比べてみてくださいw

メカを外したところ。

メカ部分を外したところ。ホントに基板1枚だけだ!メカの裏側にゴムベルトが1本あって、それの劣化具合を見るためだったんだけども、裏側の写真撮るの忘れてしもた…単純な構造です。まぁメンテナンス性が良いのは、いいことかもしんない?

中身を見て「あちゃー」となってしまったが、FS900の元値は17万8000円、このSX300は3〜4万円程度の物だから、しょうがないね。

手近にあったテープを再生してみると、へぇ〜結構綺麗に映るやん?…メインの送り出しデッキは、これでいいような気もしてきました。でもやっぱ、FS900は勿体ないなぁ…

ちなみに「録画機能は未確認」の件、試してみたらレインボーノイズが出っぱなしになる状態。消去ヘッドの不具合か?上の画像でメカを外して組み立てたら直ったっぽい…まぁどうでもええわ、とりあえずあの店の「動作未確認」=「不具合あり」だと、覚えておこう(笑

太古のビデオモニターを発掘

さぁ、上記のビデオデッキをPCのキャプチャーユニットに接続して、早速「ビデオのデジタル化」だ!しかしキャプチャーを通してPCで見る映像は、恐ろしく遅延が大きいぞ。頭出しやチョイ見等が、非常にやりにくいぞ!

そこでPCの近くに置いてビデオデッキから直接入力出来る、小型のビデオモニターが欲しいなぁと。再びリサイクルショップのお世話になるか?14インチのブラウン管テレビなら、捨て値で叩き売られておったからなぁ…いや待てよ、そう言えば似たような物が、物置の奥に眠っていたような気がする…そいつの動作確認をしてからでも、遅くはないんじゃないかと。

CVM-1370ソニーの13インチチューナーつきモニター、"CVM-1370"です。一応「業務用」だかどうなんだか?ローカル局の編集室等で、よく使われていたタイプらしいです。1984年製!キューブ状の筐体が、何となく可愛いですなぁ。前面ガラスを固定するビスが、1本飛んでおりますw

6〜7年ほど前にジャンクで入手して、寝室でビデオを見るのに使えるかな〜と思ったけど、結局使い道がなくてお蔵入りした物、保存状態が良くなかったから果たして動くかどうか?チューナー付きだから捨てると金がかかるから、使えるもんなら使いたいねぇ。

前面

前面のシーリングドア内部。チューナーの設定が10キー、画質調整は全てアナログボリュームってのが、対照的ですなぁ。

背面

背面、何とも時代を感じる?端子群。音声はミニジャック、映像はBNCになっていて、RCAの変換アダプタをかませば普通にビデオデッキを接続できます。下部の角形8ピンは太古の製品でよく見かけるけど、通常のコンポジットに変換するケーブルってあるんか知らん?

開腹!

開腹、電源部ユニットを開いたところ。年代相応だが、思ったほど汚れてなくて良かった。

ブラウン管の裏

スーパーファインピッチ・トリニトロン管。何故か管の裏に価格が書いてあるんですよ。ブラウン管だけで7万円!?後にMacの純正ディスプレイに採用されたタイプじゃないかと思います。

外装と内部を軽く掃除してチェック、結果は…バッチリ映りましたよ。スーパーファインピッチと画面の小ささもあってか、すごく鮮明ですなぁ。色がちょっと怪しいところがあるのがアレだが、25年も前の物だからね、調整すれば何とかなるか?プレビュー用には十分です。恐るべし昔のソニー。

一応機材は揃ったから、次はビデオテープの発掘だ!これが長年押し入れで放置中なもんで、どうなってるか分からんのですよ。内容不明な物も多々あるし、それ以前にちゃんと再生できるかどうか?不安…wktk、gkbrもんですなぁ。

ここんとこ家電ネタばっかになってますなぁ。俺は中古家電芸人か?フランスのテレビ〜フランスのテレビ〜〜、?、開腹レポート第2弾はパナソニックのビデオデッキ、"NV-FS900"です。いわゆる「バブルデッキ」ですね。

バブルデッキとは、「バブル期」すなわち80年代末〜90年代初頭に設計・製造されたビデオデッキの中・上級機のことです。今では考えられない豪華な装備・機能が特徴…たかがビデオでそこまでやるか?って気もするが、映像をデジタル処理する技術が発達してなかった時代、アナログ的に物量投入して画質を改善してたんですね。

発売当時のカタログ

発売当時(1989年12月)のカタログ。クリックで拡大。「バブルデッキ」の中には40万以上もするマニア向けの超高級機もありましたが、今回のNV-FS900は178,000円、同社の主力機種として、よく売れたみたいです。

フロント

当方所有のブツ、フロントドアを開けたところです。スイッチ満載、機能満載ですなぁ。

上部

カバーを開けて上部から見たところ。基板ぎっしり、メカも複雑ですなぁ。上記のカタログ画像によると左が音声、右が映像の回路らしい?今回のターゲットは画像上部のシールドケースに入った、電源ユニットです。

底面

底面のカバーを外すと、ここにも基板が。基板を外すとメカの裏側が見えるけど、今回は用事ないし面倒だからいいか?

実はこれ数年前に某ハードオフで捕獲した物で、入手当初はバッチリ動作してたんだけども、いつの間にか電源が入らなくなってしまったんですよ。コンセントを挿しても全く反応がない状態…ということは電源部が問題だな?ということで、早速調査。

電源部

電源部のシールドカバーを外したところ。

ヒートシンク

背面の突起の正体は、電源部についていたヒートシンクでした。まさに物量投入?

電源ユニット取り出し

電源ユニットを取り出します。ざっと見た感じでは、コンデンサの液漏れやハンダ割れ等は見当たらなかったのだが…

電源トランス

電源ユニットの隣にあるのが音声回路用のトランス。MACLOAD仕様!!こいつも取り出してみるか?

電源基板裏

一応怪しげな部分は、ハンダを盛り直した方がええんかなぁ、、

コンデンサ類

液漏れこそしてないものの、やはりコンデンサが劣化しているのかもしれません。

「バブルデッキ」は愛好者が多く、修理情報など非常に参考になるサイトもありますね。

↑こちらのサイトを見た感じ、私のFS900もコンデンサの交換で復活する可能性が高そうだぞ?しかも各コンデンサの仕様まで載っている!ただ規格が特殊なため入手困難な物もあるようで、ちょっとハードルが高いですなぁ。

出来れば復活させて、「ビデオのデジタル化」に使いたい!このデッキは解像感はないけどノイズが少なく、クリアーで安定した画質だったんですよ。またこの時期のパナのメカは複雑な構造ながらトラブルが少なく、回転不良やテープを喰われたりという事故も起こりにくいから信頼性抜群なんですね。

ただ3倍モードの画質が良くなかったのが弱点。3倍モードに最適化された19ミクロンのヘッドが搭載される前の機種だからね。やっぱデジタル化用には、もう少し新しいビデオデッキを入手した方がいいのか?でもFS900を捨てるのは勿体ないねぇ、修理すべきかなぁ〜…と、中古屋を回りながらしばらく悩んでみます。。

ちょっと前に、自室のPCに繋いでいたAIWAのミニコンポのアンプを開腹したんで、その時の写真を貼ってみますです。

AIWAと言えば昨年惜しまれながら(でもないか?)消滅しましたなぁ。70〜80年代はカセットデッキの高級機、90年代以降は安価なミニコンポで有名…しかし世代によってここまで評価の違うブランドってのも、珍しいもんです(笑)で、今回開腹したミニコンポは1979年の製品…て、ちょっと古すぎでねぇか??

front

フロントパネル、汚くてすんません…プリとメインの二部構成で幅250mm、最近のコンポとサイズはあまり変わらんか?しかしメイン(下段)がズッシリ重い!

rear

背面の端子群。メイン部(S-P7)の定格出力は50W+50W、プリ部(S-C7)の入力はフォノ(MM/MC切替)、チューナー、ライン2系統、テープ2系統と、当時の通常サイズのアンプとほぼ同等ですね。フォノ端子だけ金メッキされているところに、時代を感じますなぁ。

pre top

プリの内部。密度的には、まぁこんなもんか…。入力切替スイッチを背面端子近くに置いてバーで押す方式になっているのは、良心的。中央に密閉されたリレーみたいな物が見えるが、何じゃこりゃ?数年前にメンテ済みで特に不具合はないので、このままにしておきます。

main top

開けてビックリのメイン内部…でっかいトロイダルトランスが、ほとんどの容積を占めてるぞ!!増幅部は左右に張り付くような形で、両側面が丸ごとヒートシンクになっています。こりゃズッシリ重いはずだわ…当時のミニコンポは性能を維持したまま小型化するために、いろいろ工夫がされていたんですね。

スピーカーリレー

今回開腹した目的は、お馴染み?スピーカーリレーの清掃。この旧型リレーは、接点が簡単に外れるから掃除がしやすいねぇ。

長年パソコンラックの下で埃を被ってあまり使ってなかった物を、なぜ今ごろ復活させたか?というと、先日手に入れたヘッドホン、AKG K240 Studioで試しに鳴らしてみたら意外と相性が良かったからです。ものすごくポップス向きの音質?やたら元気のいい弾けるような低音が出るアンプだけど、なぜかAKGのヘッドホンに合うんだよね。

一応ラックの上のスピーカーに接続して(テクニクス SB-F2、以前EF50mmをテストした時に、ちょろっと登場してますね)PCから音が出せるようにしてあるけど、ほとんど鳴らしてないや…ちゃんとセッティングしてやれば、いい感じで鳴ると思うんだけどね、やれば出来る子だと思うんだけどね、、ちょっと勿体ないような気もしてきました。AIWAの製品〜〜貧しいのにMacintosh〜〜、何のこっちゃ!?

先月からDENONの記事を書け!とばかりにトラックバックを飛ばしてくる輩がおったので(笑)書いてみますです。しかしDENONと書いて「デノン」と読むべきか「デンオン」と読むべきか?わしゃ未だにハッキリせんのですよ。

DP-1600 labelご存知の通り?DENON製品はかつて、日本コロムビアが製造・販売していました。日本コロムビアと言えば日本最古のレコード会社だったっけ?古くからソフトウェア・ハードウェア両方を手がけていたメーカーです。DENONは主にハードウェア、すなわちオーディオ機器に使われていたブランドですね。

元々はDENONとコロムビアは別々の会社だったんですよ。日本電気音響という、放送用機器の専門メーカー。「電気音響」を略して電音=デンオンと呼ばれていました。1963年に日本電気音響は日本コロムビアに吸収合併され、DENONは放送用だけでなく民生用Hi-Fiオーディオのブランドとして、成長していきます。

2001年10月、日本コロムビアはソフトウェア部門とハードウェア部門に分割され、前者は(株)コロムビアミュージックエンタテインメント、後者は(株)デノンコンシューマーマーケティングとして、外資系ファンドに買収されます。当時はデノン?何じゃそりゃ??と、日本のオーディオファンは困惑気味でしたね。外資系だからあっちの呼び名で統一したらしい?以前からDENONは海外では「デノン」と呼ばれていたようです。Nikon→ナイコン、HITACHI→ハイタッチ、DATSUN→ダッツンなど、よくある例ですね(笑

前置きが長くなりましたが、ここで「DENONといえば、こんなものもありますよ」返しだぜ!?

フランシーヌの場合1969年6月に発売されたヒット曲、新谷のり子の「フランシーヌの場合」です。ベトナム戦争に反対して焼身自殺を図ったフランス人女性を歌ったものらしいですね…詳しいことはよくわからん、こちらをご覧くださいです、、日本コロムビアのDENONレーベルより発売されました。で、歌詞カードにある、新谷のり子氏のプロフィールを見ると…



ん?…「デノンレコード」って、書いてないか?

デノンレコードより発売されたヒット曲たち。当時の歌謡界としては、いや今聴いても風変わりな?斬新な曲が多いですね。「フランシーヌの場合」と「白い色は恋人の色」のバックを演奏している「シャルル・オンブル楽団」って何者だ!?「白い蝶のサンバ」で演奏している「ケニーウッド・オーケストラ」は、後に沢田研二のバック等で活躍しています。

デノンレコード・レーベル

オレンジを基調としたレーベル。タイム表示が間違ってますね(笑

デノンレコード・スリーブ

レコード・スリーブ。レトロフューチャーなロゴが素敵!!?

MAS-160 series同時期にDENONブランドから発売されていたオーディオ機器の広告、Stereo Sound No.14(1970年4月発行)より。後のミニコンポみたいなもんかな?こちらはお馴染みのDENONロゴが、COLUMBIAロゴとともに使われています。当時は「放送用機器の技術センスを民生用に投入」という点を、盛んにアピールしてたみたいですね。が、実際売れたかどうかは不明(笑

で、結局「デノン」か「デンオン」か、どっちやねん!と。あまりにキワモノネタを出し過ぎたので、最後に分かりやすい参考ページです。

んー、ますますどっちでも良くなってきた…?(笑

シャープの液晶テレビ買うたぞ。AQUOSですか?リッチでんなぁ…んなこたーない。3型のポータブルテレビです。近所のリサイクルショップで1,800円。店頭で弄っているうちに、衝動的に捕獲してしまいました(笑)これが古い物なりになかなか素敵な造りをしてまして、さすがAQUOSケータイの遠い先祖?だなぁ…ということで、ざっと紹介しちゃいます。

3E-J1 3E-J1

型番3E-J1、3型液晶カラーテレビ。1989年の製品です。ACアダプターと説明書が付いた状態で売られてました。17年前のモバイル機器としては、程度はかなりいい方だと思います。前面の操作ボタン周りがいかにもあの時代のデザインで、いい感じですね(笑

背面スタンド アンテナの根元

背面に棒を引き出すタイプのスタンドがあります。3段階のクリック付き。至れり尽くせりですな。

アンテナの根元をわずかにスライドさせて、向きを自由自在に変えられるようになってます。こんな構造初めて見たよ…てか、凝り過ぎ(笑

液晶パネルが開く! 背面電池室

何と、液晶パネルが開きます!!!…開口部から自然光を取り入れることにより、昼間の屋外でバックライトの電力を節約出来るらしいが…正直見辛い!光量足りない!!その後採用されなかったところを見ると、やはり実用的ではなかったんでしょうね。

背面の電池室カバーを外したところ。単3電池が6本!!!…でもって寿命は約4時間だそうです。バブル期の機械だからねぇ、電池をケチっちゃいかんでしょう!!??(笑)充電式のバッテリーパックも用意されてたみたいですが、当然販売終了。本格的に使うのならニッ水を入れた方がよさそうです。その気はないけど…。

さてAQUOSのご先祖様、画質はどうよ?…古い物だからそれなりだろうなぁと思ったら、意外と悪くないです。まず感じたのがすげぇ!字幕がちゃんと読める!!ということ…何て低レベルな画質評価だ…(笑)実は以前似たような、いやもっと安い造りの2.5型液晶テレビを入手しまして、非常用?として車に積んでたんですけども、ボケボケで使えなかったんですよ…字幕が全く読めなかった。さすがはシャープです。シャープな画質です(ベタベタ)

TFTアクティブマトリクス・384×240ピクセルの液晶パネルとのことですが、広くはないが決して狭くはない視野角で、階調もなかなか自然な感じ。現在デジカメや携帯で使われている物と比べてもそれほど遜色を感じない出来だと思いますよ。17年前にこれを作っていたというのがスゴいです。早速非常用テレビとしてスタンバイさせるか。ちなみにチューナーは、当然アナログ地上波のみです。2011年まで持つかな?(笑

以上、またつまらん物を買うてしもうた、の巻でした。。

こんなトンでもない法律が出来てたなんて、知らなかったよ。。

2001年に施行された電気用品安全法により、PSEマークのついてない電気製品(電源部を内蔵しているもの、本体から直接電源コードが生えているもの)はこの4月から販売が出来なくなるらしいです。

つまり2001年以前の中古家電はほぼ全滅、古物好きとしては堪えられませんなぁ…ということで、古いゲームやオーディオ、楽器などを愛好している人から反発の声が上がっています。以下関連ブログ記事。

ついでに2ちゃんねるの関連スレ。

この法律はかつて「電気用品取締法」と呼ばれていたのを改正したものらしいです。もともとは海外某国?から入ってくる怪しい家電製品による事故を防ぐためのもので、国が認可していたものを民間でも認可できるように「規制緩和」したらしい?…しかしすでに「電気用品取締法」で認可されている製品(〒マークがついてます)まで販売が規制されているのは、どうも納得がいかないですね。もちろんこれらの機器による事故が頻発しているなんて話も、聞いたことがない。しかもこの法律、5年前に施行されていながら今までほとんど知られておらず、最近になってハードオフなどの大手リサイクルショップで買い取り制限の告知がされるようになり初めて騒ぎになっているという現状…マスコミも一切報道してないのか?するわけないか…問題ですなぁ。

使い捨ては環境に良くない、使える物を必要な人のもとへ届けてリユースしようという意識か?ここ数年リサイクルショップも増えてきました。私もAV機器やパソコン関係(今回の法律の適用外ですが)など、ほとんど中古で間に合わせております。80〜90年代頃の機械って、いいものが多いんですよね。MADE IN JAPANが一番輝いていた頃の、日本の遺産とも言うべき製品たち!つったら大げさか(笑)元の造りがいいもんだから、少し手を入れればバッチリ使えたりする、それが中古で安価に入手できるので、いい時代になったもんだなぁ、と思っていたんですよ。

が、ここへ来て「古い家電は売るな」ですか…4月以降の在庫はどうするよ?もちろん売ることは出来ないし捨てようとしたらリサイクル料がかかったりする……またゴミが増えますね?不法投棄も出てきそうですね?何か時代に逆行してますね?てか、オーディオの名機やヴィンテージの電子楽器も、全部ゴミかよ!!!惜しまれながら店を畳む中古屋が何軒も出てきそうです。いや、こっそり裏で取り引きする輩が出てきたりして…?昔のアメリカの禁酒法みたいにね。

んー何というか、これは意地でも新品を買わせたい家電メーカーの思惑と、民間の検査機関(イーホームズみたいなもんか?w)を作って天下り先を確保したい行政側の思惑の入り交じった「政官業が癒着した悪法」と言われても、仕方がないかもしれない?今のメーカーと一部の官僚の利益のためには、環境に負担をかけても過去の遺産を台無しにしても中古市場の健全な経済活動を妨げても構わないということですか??全く理解できないですね。せめて〒マーク付きは適用外にするとか、運用や解釈で何とかするとか?打開策がないものかと思っております。

とりあえず3月まで中古市場は大処分セールになるらしい?いつ壊れてもおかしくない、修理できなかったら別の中古を買うかという物がいっぱいあるからなぁ、今のうちに入手しておかねば。レコードプレーヤーは去年替えたからアンプとテレビが欲しいな。テレビがねぇ、10年前(家電リサイクル法施行前)にゴミから拾ってきた18年前の物が未だによく映ってたりなんかする…まだ壊れないのか!?(笑)これがデジタル化との関係もあって微妙なんですよ。今のところ「つなぎ」に安い中古を入手するのがいいような気もするような…これまた問題山積?先週書こうとしてボツになったネタがあるのでまたの機会にします。しかし我々古物好きの貧乏人にとってはますます生活しにくい世の中になりますね。うーー鬱だ。。

最近見入ってしまったサイト・第1弾。

以前からブックマークに入れてたサイトなんですけども、久々に見たら内容が一気に増えてました…1960年代〜90年代に日本で発売されたAV機器、自動車、カメラなどの中から、特にデザインに優れた物のカタログがupされてます。トップページはこちら…デザイナーの人かな?恐らく資料としてこれらの古いカタログを所有されているのではと思います。とにかく品数多いんで、私の心に残った物をいくつか紹介します。

NATIONAL POPMECA personal TV (1972)
強烈なレトロフューチャー感!単なるポータブル型の白黒テレビなんですけども、スパイの小道具のように見えるかも!?
LUX L and G STEREO UNIT SYSTEM (1970年前後?)
黄色いツマミと青いメーターがポップです!でも中身は本格的な単品コンポ…当時オーディオマニアでこのようなデザインを好んだ人って、どのくらいいたのかなぁ…売れなかった逸品か?とも思ってしまいます(笑
Victor SYSTEM CONSOLE STEREO SET FF-700 (1975)
一瞬B&Oのパクリか??とも思ってしまいましたが(笑)1975年の時点で日本のメーカーがこんな形のオーディオを出していたのが驚きです。今でも通用する年代不詳?のデザイン。
SONY MICRO COMPONENT STEREO PRECISE (1978)
この時期のソニー製品のデザインは明らかに他社より一歩先を行ってましたね。このミニコンポ、特にレコードプレーヤーのデザインが秀逸です。よくこんな形考えたもんだ…。。
TOYOTA CELICA (1970)
70年代の車って、今改めて見るとカッコいいんだなぁ、、ということで、初代セリカです。「未来からやってきた車」のキャッチフレーズ通り?これまたレトロフューチャー感抜群!
Vamos HONDA (1971)
現行の軽ワンボックスカーのバモスじゃなくて、こちらは「元祖」です。確か元ネタがあったような気もするんだけども?軽トラックベースでこれをやっちゃったのがスゴイ!今見てもいつ見てもヘンテコな車…やっぱホンダはこうでなくっちゃ!?
ISUZU PIAZZA (1981)
元ネタはデロリアンだったっけ?、しかしこのインパネ周りがすごいですねぇ…ぉぃぉぃこんなデザインやっちゃっていいのか?みたいな。このハイテク機能を今も活用されている方はおられるんでしょうか??
RICOH 35mm HALF CAMERA AUTO HALF (1970)
リコーのベストセラー・ハーフサイズカメラ。万博バージョンのカタログです。そうそうパネルのデザインがいろいろあったんですよね…私も一時期持ってたことがあったんですが、ゼンマイ式のワインダーでジーコジコ撮れる、ヘンなカメラでした(笑
PENTAX 110 SLR CAMERA auto 110 (1979)
110サイズのカートリッジフィルムを使う超小型一眼レフ。この時代のペンタックスはあらゆるサイズのフィルムに対応する一眼レフ専門メーカーでした。…っつか、これのデジタル版キボンヌ!!
Mamiya U (1981)
マミヤが一回潰れる前にポロッと出しちゃったコンパクトカメラ。今となってはレアアイテムかな?レンズ周りのデザインが特徴的ですね…つか、モデルの女性が年齢不詳です(笑

こうしてカタログ画像を見ていると、60年代〜70年代〜80年代と時代の雰囲気がひしひしと伝わってきますね。(特に車のイメージ写真とか…)製品のデザインとカタログのデザインの両方が楽しめるサイト、じっくりご覧ください!

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