さてさて、先日入手したEF50mm F1.4 USMですが、これのテストがなかなか難航してまして…突然睡魔に襲われたり腹痛に襲われたり日没に襲われたり…って、言い訳になってないですな(笑)、、まずは今まで使い倒してきたEF50mm F1.8 IIについて述べたいと思います。正直、ピントの問題がなければこのレンズで十分だったんだけどねぇ。。
私の手元に2本のEF50mm F1.8 IIがあります。写真左が1993年に購入した1号機、右が2004年購入の2号機…さすがに11年も使うとガタが来たり内部にゴミが入ったりなんかして、この値段だから修理するより買い直した方がいいか?と、新たに購入した物です…この時点でEF50mm F1.4を買うことは全く考えていませんでした。値段に見合う価値があるのかどうか、今一つ疑問だったんですよ…現行AF一眼レフ用レンズで最安値、約9,000円で新品が買える!その代わりオールプラスチックでペコペコの外装、「写せるマウントキャップ」なんて呼んでましたが(笑)ズームレンズでは得られない明るさとシャープですっきりした画質は大変重宝していました。
このレンズの唯一の弱点は耐久性か?…確かにこの頼りない外装を見ていると、こりゃ持たないな、すぐに逝きそうだな、マトモに使うにはやっぱF1.4かな?と思うでしょう。んが、とりあえず私の使い方では無問題だったりします。何でも落とすとパックリ2つに割れてしまうらしい?けど、やったことないなぁ…
多分、フードを付けっぱなしにしてたから大丈夫なのかな?と。このフード(キヤノン純正・ES-62)がまたペナペナでガタガタなんですよ。衝撃吸収構造、てやつですか?…少々ぶつけたりしてもOK、40cmぐらいの高さから落としたりしたこともあったけど打ち所が良かったせいか?これも問題なし…軽さのおかげもありますね、ボヨーンとバウンドしました(笑)あとフードが外れて飛んでいったこともあったけか?このレンズ、長く使いたいなら「プロテクター」として純正フードを買うことをお勧めします。もちろん収納時はピントを無限遠にして(つってもこれ、距離目盛りがないから分からないすね…ヘリコイドを引っ込めた状態にします)フードを逆さまに装着するように…これで側面をガードできるかも!?
それからプラスチックマウント、これも意外と丈夫です。2号機は1年間で600回以上着脱を繰り返してますが細かい擦り傷、汚れはあるものの精度に影響しそうな摩耗は見られないようです。もちろん着脱の感触も全く変化なし…金属マウントのレンズと比べると少しだけガタつくこともあるかな?…と言ってもかなり力を加えなければ分からない程度だし元々このレンズ、少々の機械的誤差はAFでカバーしようっていう発想で作られた物らしいので、あまり細かいことは気にしない方がいいでしょう…ホンマかいな?ちなみに1号機はヘリコイドに大きなガタがありましたが2号機ではかなり小さくなってます。改良されたのかもしれませんね。
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プラスチックマウント部。左が11年間酷使した1号機、右が600回以上着脱した2号機。結構スレてますが、多分無問題?
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純正フードを装着したEF50mm F1.8 IIとEF50mm F1.4 USM。F1.4はヘリコイドではなく鏡胴にフードが付くようになってます。こっちはフルタイムMFの複雑な機構が入ってますからね。安心設計です。
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で、えぇと、作例ですか?…以前このブログで紹介したやつをもう一度貼っとくか…昨年12月頃にEOS 20Dで撮影したものです。クリックで拡大。
f4.0 1/1000s ISO100 (2MB)
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f2.0 1/250s ISO400 (3.7MB) |
このレンズ、絞りバネが5枚なので点光源が5角形になるという弱点もよく挙げられてますが、右の作例を見た感じ、F2.0までは大丈夫かな?左の作例では見事に5角形ですが…
次回はEF50mm F1.4 USMのインプレッションそしてF1.8と撮り比べです…これがまた微妙なんですわ、どっちがイイ!とも言い切れないかも??