撮影裏話: 2009年2月アーカイブ

昨日の「探偵!ナイトスクープ」で、デジカメの顔認識とスマイルシャッターのネタやってましたなぁ。顔を半分隠したりストッキングを被ったり似顔絵を描いたりして小枝探偵が「認識する!しない!」って、なかなかおもろかった。。

で、スマイルシャッターは歯と口角の動きを検出してるんだって?これって私が「仕事」でニッコリもっこり顔写真撮るときと同じ動作じゃん!?…前から思ってたんだけど、外部ストロボが使えて高速連写とある程度のマニュアル機能があって、スマイルで連写するカメラがあれば、「仕事」が楽になるんじゃないかな〜と。ホンマかいな?と。

以下、現在の「仕事」の手順です。1ヶ所で数人まとめて撮ります。

  1. 撮影に適した場所を探し、人物の立ち位置とカメラの位置を決める。
  2. ストロボの方向、露出・感度などを大まかに設定する。
  3. 最初の人物に立ってもらって、1枚テスト撮影。
  4. モニターの画像とヒストグラムを見て、2. の微調整を行う。場合によって1. も調整する。
  5. 「ハイ、そのままカメラを見てください」「ニッコリ笑って。ニッコリ!もっこり!!」相手が笑ったところを狙って2〜3枚連写する。
  6. 5. をテキトーに?数回繰り返し。「そうそう、イイ感じ」「ハイOKです、ありがとうございます」と、約20秒で撮影終了。
  7. 次の相手を呼んで5. →6. を繰り返す。

まず1. はカメラ任せじゃ絶対無理。室内の場合はストロボをバウンスさせる壁があって、背景が人物の邪魔にならない場所を選ばないといけない…屋外では天候に左右されたりストロボを使わずにレフを使った方がいいか?とか、さらに複雑です。その他自然光とストロボのバランスやら何やら、この「仕事」を5年近くやってるけど、一発で完璧に決めるのはなかなか難しいですね。

2. 〜 4. だけど、これカメラの自動露出が全く役に立たない条件なんですよ。縦位置で腹部から上というフレーミング、すなわち画面のかなりの部分を服が占めるので、服の色に引っ張られてしまうんです。顔認識で顔に露出を合わせる機能があれば?とも考えたんだけど、顔の濃度が常に一定になるようにってのも無理な話。一人一人顔の色は違うわけで、美白メイクの女子から日焼けしたスポーツマンまで、時々黒人やアジア系の方もいますからね。一人ずつ自動露出でテスト撮影→補正するより、マニュアルで固定してしまった方がはるかに楽なんですわ。ただAFに関しては顔認識して目を検出して合わせる、という機能があれば精度が上がりそうな気がするんだけど、そんなん出来るんかなぁ?

さてスマイルシャッターで一番省力化?できそうなのが5. の行程…笑顔を狙ってシャッターを押す必要がなくなる、つまり私はシャッターを押さずに相手を笑わせるのに専念できるわけですね?(笑)あ、それからカメラ目線でないといけないから、目線を認識する機能も必要だ!

んーどうなんだろう?果たして楽になるのか?…笑わせるのに必死で、かえって疲れたりなんかしてorz

以上、カメラ技術のいっそうの発展を願って、愚痴終了。。

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