昨日の液晶モニタ繋がりみたいな?パソコン周りを照らす照明の話。
一般の蛍光灯より暗いが、太陽光に近い自然な色再現性を持った「色評価用・高演色蛍光灯」という物があります。印刷物の校正や美術品の鑑定、写真用のライトボックスにも使われてますね。
是非これを普段の照明に使ってみたい!と思ったですが、業務用の製品という位置づけのためか各社ともに、基本20W/40Wの直管タイプしかないんですよ。ウチには適合する器具がない!20W直管のデスクライト、これも一般的じゃないからか意外と高いし、どうすればええんじゃ?と。
自室のパソコンラックに取り付けてある蛍光灯は、↓こんなやつ。
デスクライトでは一般的な「コンパクト形」と呼ばれるタイプですね。2本柱で27Wの、"FPL27〜"で始まる型番の蛍光管を使用します。こいつは管の種類があまり選べないのが弱点、近所の量販店じゃ「ナショナル」(パナソニック)一択ですやん。ナショナルは確かに明るいけど、昼白色でもやたら緑かぶりするって言われてますなぁ。だかしかし、このタイプで唯一「高演色蛍光灯」を作っているメーカーがあるらしい?
三菱電機オスラムの "FPL27ANX" です。元々は同社のデスクライト「アイメイト」の専用ランプとして開発された物ですが、"FPL27〜"の器具ならどれでも使えるようです。
この味気ないパッケージ(笑)でも裏には特長として
- 高演色Ra95
- 新光色 色温度5500K
- 自然光に近い連続スペクトル
と書かれてますよ。どんな物かwktkしながら交換してみたら…
第一印象は「うゎ、暗い!しかも青緑っぽい!!こりゃ失敗か?」…しかし写真を撮ってみて二度ビックリですよ!
ナショナルの方、もろ緑かぶりですやん!人間の目のオートホワイトバランスは素晴らし過ぎて、時に困ることもある?でもFPL27ANXの色に慣れたら、以前より色の豊かさを感じるようになりましたよ。少し冷色系(色温度高め)だけど、木目などの赤の成分が冴えるんですね。そして重要なのが、液晶モニタの発色も良くなった、目の疲れも少なくなったということ…高演色侮るなかれ、ですなぁ。
高演色蛍光灯、もっと一般に売れんもんかねぇ…電球形や円環形も出して欲しい!!近いうちに一般家庭用の白熱電球は廃止される方向らしいけど、そんなの嫌だ!電球の光がいい!という声が聞かれるのは、光色の暖かさだけではなく演色性の高さが求められてるんじゃないかという気がします。(かくいう私も白熱電球を使用中。某所で手に入れた交通信号用の電球…5年使ってもなかなか切れない)明るさよりも自然な光が欲しいという需要は、意外とあると思うんだけどなぁ。。