先週の中古屋巡りでダニエル・ブーンの歌う「ビューティフル・サンデー」が収録されたアルバムを入手したので、久々にレビューもどきやりたいと思います。
「ビューティフル・サンデー」と言えばお馴染み「うたのおにいさん」田中星児が歌った日本語バージョンを思い出す方も多いと思いますが、オリジナルはダニエル・ブーンという、イギリスの人ですね。1972年にヨーロッパで大ヒット、それを現地でテレビ番組の取材をしていたTBSのスタッフが見つけて番組中で紹介、そして1976年に日本でもヒットしたというわけです。こちらのページで当時のTBSカメラマンによって、詳細が語られています。まずはシングルの音盤データを羅列しときますか…オリジナルと田中星児盤です。
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田中星児の「ビューティフル・サンデー」は当初B面だったんですね。このレコードでは「訳詞:亜美ゆう」となってますが、調べてみたら田中星児本人の訳詞らしい?てことは同一人物…?でもA面は?…謎です。それにしても「スバー!スバー!スバー!」って、すごい訳だなぁ(笑)ダニエル・ブーンのオリジナル盤は200万枚のセールスを記録したそうで、今でも洋楽シングルの売り上げ1位か2位かどっちだったっけ?…とにかく売れまくったらしいですよ。しかしこの人の他の曲って、知ってる…??知らないんだよなぁ。どんな曲やってるのか、聴いてみたい!ということで、今回入手のアルバムです。
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まず1曲目はお馴染み「BEAUTIFUL SUNDAY」次は「CONNECTIONS IN THE CITY」さてどんな曲かな……う〜ん!!!思わず唸ってしまいました。軽快なリズムと少し湿り気のあるメロディ、いい感じですね。てか、気に入ったぞ!以後、軽快な曲が続きます。ギターをかき鳴らしながら、ひたすら歌いまくってます。イギリスのうたのおにいさんですよ!!(笑)A面最後の「SUNDAY MORNING COMING」で少ししっとりと聴かせてB面へ…初期のビーチ・ボーイズを思わせる脳天気?ロックな1曲目、2曲目は古めかしいバラード調、3曲目はソフト・ロック的なスムースなナンバー…曲調はバラエティに富んでますが全曲を通して感じるのは、とにかく親しみやすくて聴きやすいメロディですね。すごいポップ・センスだ……正直、あまりに「ポップスの王道」な造りの曲が多いので当時の洋楽ファンの中には少々古臭い、物足りない?と感じた人もいたかもしれませんね。でも今聴いたら…いいんでないの??ポップ最高!時の流れがなせる技ですよ。それから、やっぱこの時代の音は温もりがあって、いいなぁ。。
私が特に気に入ったのはA面2曲目・5曲目・B面3曲目かな?このアルバムに収録されているものの他にもヨーロッパでスマッシュ・ヒットした曲がいくつかあるらしいですが、果たして「ビューティフル・サンデー」の入ってないダニエル・ブーンのアルバムが日本で発売されたのか?そしてそれを買った人はどの位いたのか??…(笑)現在でも輸入盤のベストが何とか手に入るみたいですね。こちらで聴くしかないようです。。
この記事を書くために「Daniel Boone」で検索してみたら、同名で18世紀アメリカで活躍した開拓者がいるんですね。あちらでは有名な人らしいです。ひょっとして20世紀のダニエル・ブーンは18世紀の開拓者から名前をとったとか……とりあえずこんなページが見つかりました。夢の共演!!これは見たかったなぁ。