CD-Rにまつわるエトセトラ

一週間ぶりになっちまいました。とある事情により?「仕事」がらみのネタは自粛しておりました。となると…パソコンネタくらいしか書くもんないじゃないすか!!orz

mageさん、CD-Rの話振ってくれてありがとうです!というのも、私も以前からCD-Rについて書こうかなとは思ってたんですよ。でもねぇ、世間ではBlu-RayだHD DVDだつってる時に、今さらねぇ…という感もあったりなんかして。んが、ここですっかり枯れたフォーマットであるCD-Rについて、総括です!ということで、私が経験したことをざっと書いてみたいと思います。

焼き速度で音質が変わる!?

当方、音楽CDはよく作っております。手持ちのCDを車で聴く用にコピーしたり、好きな曲だけ入れたのを作ったり、レコードからCDに落としたりと、こんな感じです。

数年前の話。「音楽CDは低速で焼いた方が良い」という話は聞いていたんですが、時間がなかったのか設定を間違えたのかで当時使ってたドライブの最高速(8倍だったかな?)で焼いてしまったんですよ。そしたら何か、音が変なんです…響きがなくなるというか、つまらない音というか、言葉では表しにくい音質の変化。どうせ車で聴く用だからいいか、カーオーディオは純正4スピーカー+19,800円で買った安物CDレシーバーという組み合わせだから大したもんじゃないし…と思ったら、やっぱりつまらない。ノイズが入ったり音域が狭くなったりということはないんだけど、どーうもノれない、浸れない…再生装置の善し悪しにはあまり関係ないのか?不可解な現象でしたね。これがデジタルの音質劣化のパターンなのかと…。

以来、音楽CDは4倍速で焼くことにしております。一般的には最高速の半分以下、例えば48倍速のドライブだったら24倍以下で焼いたらいいと言われているようですね。

メディアでも音質が変わる!?

CD-Rが普及した頃、速度とともにメディアの銘柄によっても音が変わると言われてましたね。一番音の良いメディアはどれだ?とか、オカルトオーディオな世界だなぁ、ホンマに音が変わるんかいな?と。

私は3年ほど前まで、保存用に国産・太陽誘電(That's)製の物と焼き捨て用に台湾製の謎ブランド(とにかく安いやつ)を使い分けておりました。(現在は国産に一本化してます。安くなったしね)試しに両方に同じ音楽データを焼いて聴き比べてみたんですが…んー、違うと言えば違うのかなぁ。強いて言えば前者が重厚でしっかりした音、後者が軽くて明るい音かな?…非常にわずかな違いでしたよ。どっちでもいいっちゃどっちでもいい程度。

プレーヤーは手元にあった1989年製の据置型の物と2000年製のポータブル機で比べてみたんだけど、据置型の方が音質の違いが大きく感じられましたね。恐らくこれは機器のグレードの違いではなく、新しい設計の物の方が読み込みが安定している、読み取り性能の低い、古いプレーヤーはメディアの違いに敏感に反応するということかと思っております。

オーディオCDってアナログに近いデジタルだね?

↑以上のことから結論。もう四半世紀近く前の規格だしね。少々の読み取りエラーは何とか訂正して、音が出ればOK、みたいなもんかなぁと。詳しくはよく分からんけど、ジッターなどのノイズ成分の影響も大きいみたいだし…CD登場時以来、オーディオメーカーが改良を続けていた問題ですね。とにかく1ビットたりとも間違いの許されないパソコン用CD-ROM(データCD)の規格とは、全く別物なんだなぁと感じましたよ。

「仕事」先で生焼け連発!!

今度はデータCDの話。撮影した写真はCD-Rに焼いて、編集側に渡しております。あえてDVDではなくてCD…丁度いいサイズなんですよ。

「仕事」先のPowerMac G4/QuickSilver 867MHzの純正ドライブはパイオニアのDVR-104だったか?CD書き込みは8倍速しか出ないので、もっと速いのがいいなぁ…と、謎メーカーの52倍速の外付けドライブを導入しました。

当時担当者が買ってきたやはり謎ブランド(台湾製?)の48倍速のメディアがあったんだけど、まずはそのまま52倍速にトライだ?…見事に撃沈しました。書き込み後の検証中にハングしてしまいます。やっぱ書いてある通り48倍でないと無理か…と。

しかし、48倍速でもよく失敗するんですよ。謎ブランドだからね…と、32倍速まで落としてもダメなこともあったりして…失敗した物の記録面を見ると、同心円状の妙なグラデーションになっています。いわゆる「生焼け」状態ですな…ドライブとメディアの相性問題勃発か?

そこで先ほども触れた最も確実な?メディア、国産太陽誘電製(48倍速品)に替えてみました。(このメディア高かったんだぞ!言われたけど、昔に比べたらかなり安いと思うんだけどなぁ)今度はOK、48倍速でほぼ失敗無しです。試しに52倍速で焼いてみたら、やっぱダメだった…意外とマージンないんだね?いや、ドライブのせいもあるのかもしれません。相性とか生焼けとか、データCDでもアナログな部分があるんだなぁと思いましたよ。

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コメント(2)

>まいう〜さん

CR-Rの話、話題にして頂き、ありがとうございます。
あんまり詳しくないので、その節はいろいろとありがとうございました。m(_ _)m

>一般的には最高速の半分以下、例えば48倍速のドライブだったら24倍以下で焼いたらいいと言われているようですね。
そうなんですね、知りませんでした。つくづく自分の無知さにあきれちゃいます・・・

そういえば、昔外付けのドライブの時は、ちゃんと焼けたなと思ったら音が飛んでいたり、てな事がありました。
私も仕事でCD-Rの方が容量的に合っているので、使用しますが、それは今の所、大丈夫みたいです。

こちらこそありがとうです!

実は最高速の半分?ってのはどこで見たのかちょっとうろ覚えなんですが
最高速は良くないって話はよく聞きましたよ。
以前ヤマハのドライブでAUDIOMASTERだったっけ?音楽焼き専用モードが付いた物がありましたが、あれも最高速の半分くらいでしか動作しなかった記憶があります。

音楽CDって焼いた後に検証が出来ないから、余計不安になるんですよね。いや、出来るソフトもあるのかな?あったら使ってみたいです。

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