ClearTypeをもっと明瞭に!

またまたフォントネタ。シカゴ・ブルースさんからコメントいただきました。ClearTypeの表示を詳細設定できるツールの紹介です。

ClearType Tuner、私も以前から使ってます。ダウンロード版のAdvancedタブで、線の太さを設定できるのがいいですね。ClearTypeフォントのにじみや太さなどに不満がある場合は、是非導入をお勧めします。

…と、ここでシカゴ・ブルースさんから新たな疑問の提示、以下コメントから引用です。

他の人がキャプチャーした画面のフォント画像を私が自分のディスプレイで見た場合、そのフォントの見え方はその人がその人のディスプレイで見ている実際の見え方とは異っているはずで、そのフォント表示の質(きれいだとかにじんでいるだとか)をどこまで客観的に判断できるのかなあ、などということを考えています。画像として表示されるものは実際のフォントとは中身(ドットの配置等)が違っているような気がするのですが。それともまったく同じなんだろうか。

んー、どうなんでしょうね?ビットマップ表示では全く同じだと思うけど、ClearTypeなどのアンチエイリアス表示ではレンダリングエンジンの設定によって違いが出そうですね。こうなったら写真などと同様「環境によって見え方が違うのは仕方ない」ということで、最大公約数的な作り方をするしかないのかな?

スクリーンショットのとり方か?とも思ったけど、多分みなさん大差ないんじゃないかと思います。当方OS標準の機能を利用しています。Windowsの場合Prt Scr(プリントスクリーン)→ペイントやPhotoshopなどの画像編集ソフトに貼付けて保存、Macの場合command+shift+3、ですね。これをPhotoshopで切り抜き・合成して保存、フォント見本の場合JPEGを使うと輪郭部にノイズが出るので、GIFかPNGで保存しています。なお、Macのスクリーンショットには自分のディスプレイのカラープロファイルが埋め込まれるので、標準的なsRGBに変換しています。(見た目ほとんど変わらないけど)

ということで…とりあえずClearType Tunerを弄って遊んでみるか?フォントはメイリオ(Keパッチを当ててないやつ)を使ってみました。

ClearType Settings

ClearType TunerのAdvanced設定画面。"LCD Screen Striping"(にじみ調整)と"ClearType Contrast Setting"(太さ調整)が主な設定内容です。

LCD Screen Striping

"LCD Screen Striping"の設定比較。CRTで見るとほとんど違いが分からないのが面白い(笑

ClearType Contrast Setting

"ClearType Contrast Setting"の設定比較。上から設定値1.0、1.5、2.2となっています。

どうでしょう??…そう言えばMac OS Xにも似たような設定があるのを思い出した、、「システム環境設定」→「アピアランス」を開くと下の方に「滑らかな文字のスタイル」というのがあります。「自動」「標準」「弱」「中」「強」とメニューで5通りしか選べないんだけど、ついでにこれも比較してみるか?…フォントは「ヒラギノ角ゴ Pro W3」を使用しました。

Mac OS Xのフォント設定

上から標準、弱、中、強です。ClearTypeほどの違いはないかもしんない?みなさんの環境ではどう見えますか??

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コメント(4)

まいう〜さん、こんにちは。

"ClearType Contrast Setting"を含め、ClearType Tuner での設定はただちにデスクトップに反映されますね。ブラウザやアプリケーションでの表示を確認しながら調整ができることに今さらながら気がつきました。

あと、"ClearType Contrast Setting"というのは単純なコントラスト調整とはいえないようです。このことに関して簡単な記事を書きました。相変わらずトラックバックが通らないので、URLを書いておきます。

「ClearType Tuner のコントラスト調整」
http://okrchicagob.blog4.fc2.com/blog-entry-117.html

>んー、どうなんでしょうね?ビットマップ表示では全く同じだと思うけど、ClearTypeなどのアンチエイリアス表示ではレンダリングエンジンの設定によって違いが出そうですね。こうなったら写真などと同様「環境によって見え方が違うのは仕方ない」ということで、最大公約数的な作り方をするしかないのかな?

そうなんでしょうね。ビデオメモリー(でいいのかな?)上のデータはチューニングされたものを反映した客観的なデータでしょうね。画像データの保存形式による違いも客観的な違いとして表れそうです(Jpg より png の方が劣化が少いような気がします)。で、あとは各人の使っているディスプレイによる差は他の人のものを実際に見てみないことには判断のしようがないですね。

フォントとはまったく関係ないですが、オーディオ関係の記事も楽しく読んでいます。ホームページの方の音楽記事も。私はオーディオが趣味というわけではなくて、音楽(それも自分の好みのものに限られますが)が趣味なのでかつては「FMfan」なんていう雑誌をよく読んでいました。長岡鉄男の記事はおもしろかった。もっとも工作をするほどの知識も技量もありませんので、所持している機器は大したものでもないし、自分で修理したり改造したりといったことはまったくできません。でも、トリオのチューナーとかサンスイのアンプなんて聞くと懐かしいです。

もう二十年近く前のことですが、都内に住んでいたころはFMアンテナを立ててFM放送を聞いていました。そのときのチューナーがトリオの KT-1000 で、これは田舎に戻るときに知り合いにあげてしまいました。サンスイのアンプ AU9900 (たしか14万円だった)はこちらへもって来たのですが、PHONO のイコライザーがいかれてしまって、現在の KENWOOD KA-7050R にスペックダウン。AU9900 はどこかそこらにころがったままです。

どもです!毎度ナイスな記事ありがとうです。
なるほど、白地に黒文字と黒字に白文字では、「太さ」で見ると逆の変化をするんですね。だから"Darker〜Brighter"という表現になっているのか…。

しかしトラックバックが通らないのは謎ですね。
そちらでエラーが表示される状態ですか?
コメントはスパムフィルタに引っかかってしまうようです。
除外設定をしたけど反映されてないっぽい…。
正月にでも設定法を調べてみようと思います。
それでは、良いお年を!

うぉ、すみません、コメントが行き違いになってしまいました。スパムフィルタ何とかせねばならんなぁ…。

何と、シカゴ・ブルースさんもオーディオ好きでしたか!
AU-9900と言えば907シリーズが出る前の高級機でしたっけ?いい物をお持ちですね。
まだ修理が出来る所も、探せばあるかと思います。大事にしてやってください。

それでは改めて、よいお年を!

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