当ブログでは「システムフォント変更」と「アドエス(Advanced/W-ZERO3[es])」の記事に、長い間多くのアクセスをいただいております。それなのに、何で今までやらなかったんだろう?的なネタ…「アドエスのシステムフォント変更」です。
ArialとMS Pゴシックの合成フォントで表示したい!
実はアドエスを入手したばかりの頃、MeiryoKeを入れてみたんだけどカナと漢字の大きさがぐちゃぐちゃになって、うまくいかなかったんですよ…解決法もあるみたいだけど、メモリも食うし面倒だし、もうええやろ?と。
と言うのも、アドエスのMSゴシック系フォント(MS ゴシック、MS Pゴシック、MS UI Gothic)って、意外と悪くないんですね。PC版のそれと違って、ちゃんとClearTypeで表示されるし…。
しかしSans-serif系の英文フォントがTahomaしかないのは、いかがなものかと。iPhoneに影響されたかどうかは知らんが(笑)もうちょっとスカッとしたフォントが欲しいねぇ…と試しにArialを入れてMS Pゴシックと組み合わせてみたら、なかなかイケるじゃないすか!!?
ということで、アドエスのシステムフォントをArialとMS Pゴシックの合成にする方法を覚え書き。真似したい人は自己責任ですよ!!
Arialのインストール
フォントのインストール・変更について解説されているサイト
- フォントを変えよう (Smart-PDA.net)
まずは "arial.ttf" を \windows にコピーするところから始まるわけですが(ついでに "arialbd.ttf" も入れといた方がいいか?)そこからシステムフォントに設定する手順が、上記サイトよりもちょっとややこしい…失敗すると日本語が豆腐に化けて出るから、慎重にやらねばならんですな?
システムフォント・フォントリンクの設定
用意するソフト:
まずPocketの手で「フォント設定」を開き、「メニュー」→「システムフォント」を選択。「システムフォント」「メニューバーフォント」「ポップアップメニューフォント」を全て "Arial" に設定します。高さは900、太さは450ぐらいにした方がいいかな?
次はフォントリンク。下記のように設定すればいいはずなんだが…?
Arial → MS Pゴシック
Arial Bold → MS Pゴシック
MS Gothic → Arial
MS PGothic → Arial
MS Pゴシック → Arial
MS ゴシック → Arial
MS UI Gothic → Arial
Tahoma → MS Pゴシック
問題は上記の赤い文字の部分、Pocketの手の「フォントリンク設定」では、リンク元フォントのメニューに出てこないですね。レジストリエディタ(TRE)で、値を追加してやらなければなりません。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\FontLink\SystemLink]に "Arial", "Arial Bold" の文字列を新規作成、値は "\Windows\msgothic.ac3,MS Pゴシック" を設定します。
もし自信のない場合は、文字列を作成後Pocketの手を開くと、リンク元のメニューも追加されて設定出来る状態になりますね?…反映されないこともあるようなので、もう一度TREで確認した方がいいかと思います。
以上の設定までうまくいけば、再起動しても豆腐が出ることはないんじゃないかと。
TahomaとMS Pゴシック等の英数字を無かったことにする
引き続きTREでレジストリの編集です。簡単に手順を説明。
- [HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\FontLink\SkipTable] へ移動。
- "MS Pゴシック", "MS PGothic", "MS UI Gothic" の文字列を新規作成、値はいずれも "0020-007F" とする。
- "Tahoma" の値の先頭に "0020-007F" を追加。
参考サイト:
- W-ZERO3 英数字フォント変更 (ふと今日は・・・・・・)
これで無事、システムフォント変更終了…と思ったら??…続きは次回。