家で使うヘッドホンの話。8年前にソニーのMDR-CD900STを買って、ずっとつこうてましたが、そろそろ違うやつが欲しいなぁ〜と。
実はMDR-CD900STを買った時から、気になってたメーカーがあったんですよ。AKGです。私が聴いたのはK501だったか?ソニーとは全く鳴り方の違う別次元の音、開放型で広がりがあって、気持ちええなぁ〜。でも値段がちょっと高かったのと、インピーダンスが高くポータブルオーディオに直結して使えないとのことで、断念してしまいました。
どうやらAKGの音はクラシック向きで、ロックやポップスには合わないらしい?んー、やっぱお呼びでないか…しかし欧米のレコーディングスタジオで古くから使われていて、割とオールジャンルいける機種もあるらしい?それが"K240"シリーズ…"We Are The World"のPVで、いきなりこれを着けたライオネル・リッチーが登場しますね。よし、次に買うヘッドホンはK240で決まりだ!でもCD900STなかなか壊れないんだよなぁ、まぁいつでも金が出来た時に買えばいいか?
…と思ってたところ、たまたま入った某量販店で"K240 Studio"(以下、"K240S")の展示品処分を発見。売価7,880円…同店の通常価格の半分以下だ!こりゃ買うしかない!と、いっちまいましたよ…。
ということで東西モニターヘッドホン対決?いやMDR-CD900STとK240S、どちらも有名なヘッドホンでレビューし尽くされてるから、今さらという気もするんだけども、独断のインプレッションを書いておきます。。
- K240Sデカい!見た目もゴツい!その割には軽い!??耳にガッポリかぶせるタイプで、なかなか快適。CD900STは比較的コンパクトで、耳を押さえながらかぶせるような?形ですからね。どっちも装着感は良いと思います。
- K240Sは遠くで音が響いているような感じ、CD900STは耳元でガツンガツン鳴ってる感じ…てのは、装着感や構造の違いによるものか??
- CD900STに慣れた耳でK240Sを聴くと弱っちいドンシャリに聞こえ、K240Sに慣れてからCD900STに戻すと痩せた粗い音に聞こえます。でもどっちもしばらく聴くと好印象に変わっていくのが、不思議ですなぁ。
- K240Sの低音について、「ウッドベースの音」っていうレビューをよく見ますが、なるほどー確かにボムボム言いますなぁ。リズムがとりやすいが曲によっては中低域が煩く感じることもある、でもかなり低いところまで出てますね。
- K240Sは高音にも一癖あり?ホーンやストリングスがキラキラしてて綺麗です。女性ボーカルもバッチリ、生音ならこっちのもんだ!?
- K240SはiPod nanoで意外と良く鳴るのでビックリ。「比較的アンプを選ばない」というレビューもありましたね。
- どっちが聴き疲れしないか?と聞かれたら、個人的には何とも言えないなぁ。一般的にはK240Sの方が疲れないと言われてるけど、低音の「ボムボム」は結構破壊力あるからなぁ。
…んー、甲乙つけがたいが、同じスタジオモニターなのにこうも違うものかと?うまく使い分ける方法を模索中です。
しかし展示品処分のヘッドホンて…確かに安かったけど微妙だなぁ。ヘッドバンドにフックの跡がついとるしorz…でもパッドやその他は綺麗で、使用感はほとんどないんですよ。KOSSのPRO/4AAやゼンハイザーのHD595等と一緒に、マニアックなコーナーに置かれてた物だからねぇ…まぁこんなイカツい古めかしいヘッドホンを、ちょっと着けて聴いてみようって人は、そんなにおらんやろー、と思ったが、意外とネット上では「デザインがカッコいい」というのを目にするような?一般的に見てこのK240 Studioは、「ちょっと着けてみたいヘッドホン」になるのか?気になるところであります。
ちなみにK240Sはすでに生産終了、後継機として業務用の"K240 Mk II"、民生用の"K242HD"が発売されてますが、同店では今のところ展示する予定はないっぽい…?