やっと「仕事」が一段落…先週はいつもの「仕事」の傍ら、スタジオ(つっても古い小さな写真館なんだけどね)で撮影した物を処理するのにハマってました。
最初にRAWデータを現像する時に明るさや色を調整、大まかにこんな感じでやってます。
- ホワイトバランス等を設定し、コントラストを低め(-1)にする。
- ハイライトの警告表示を見ながら、飛ばないように露出補正を設定、同様にシャドウが潰れないようにレベル調整する。
- トーンカーブを調整して画像にメリハリをつける。
- 色が薄くなる場合は彩度を上げる。
- 1. 〜3. を再度微調整する。
RAW現像にはキヤノン純正ソフトDigital Photo Professionalを使用、JPEGからのレタッチにはPhotoshopでやってますが、どっちも似たような工程かな?
で、3. のトーンカーブは大体こんな感じ↓
毎度作例のない写真ネタですんませんm(_ _)m…これはウェディングドレスを着た花嫁さんのアップです。ヒストグラムから、全体的にハイキー調になっているのが分かりますね。しかし決して右端に張り付かずに、ドレスの質感が損なわれないように調整するのがミソです。パッと見メリハリがあって、且つ人肌に当たる輝度域を滑らかに表現する、人物写真の定番設定!?だと思っていたんですが…
この撮影の打ち合わせの時ですね、スタジオの主(写真館の主人)と、当日私と一緒に撮影に入るカメラマン兼着付師が一緒でして、両者ともご高齢でキャリアも長いので仮に?前者を「師匠」、後者を「大師匠」としておきます(笑)私が前回撮影し上記の方法で処理してプリントした物を見せた時の会話。
師匠「うゎ、硬い!硬いねぇ…」(硬い=コントラストが高すぎる、の意)
大師匠「んー、確かに硬い…か?」
師匠「でもデジカメだから、しょうがないね?」
大師匠「確かに我々の撮っている普通の写真の感覚で見ると、これは硬すぎるのかもしれない。でも今のデジカメ世代、と言うか若い人にとっては、こっちの方が綺麗に見えるのかもしれないね?」
「大師匠」のコメントに脱帽…てか「普通の写真」って一体何だ!??ちょっと耳から鱗が落ちる?発言でした。私が仕上げる写真はデータ納品で店頭のデジカメプリントやプリンタ出力、一般的なPCモニタでの鑑賞を念頭に置いてますので、これは果たして硬いのか硬くないのか?お客さんの意見も聞いてみたいですね。
ちなみに「師匠」は「大師匠」のコメントの後、私のプリントを「硬いけど綺麗な写真」と言ってましたですw、、今回もガチガチに「硬く」仕上げてやりましたけんwww…