先日入手のジャンク手前ノートパソコン…申し遅れました、機種はシャープのPC-GP1-C5Mというやつです。2002年1月発売、スペックはこちら。W-ZERO3[es]と合わせて?モバイルはシャープで揃ってしまいました(笑)シャープだから液晶はいい物を使ってるだろうと思ったら、そうでもないっぽい?えらく視野角が狭いです。当時の安いノートってのはこんなもんなのかなぁ…。過去の製品情報を見るとその後5ヶ月間で同じマザーボードと筐体を使用した(と見られる)新機種が3つ出てますね。こちらにCPUをMobile Athlon 1400+に換装した記事があります。私もやってみたいけど、難しそうですなぁ。
さて本題です。クラシックスキンでメイリオフォント。「メイリオ」とは、Windowsの次期バージョン、Vistaで標準採用されているフォントです。Mac OS Xのように画面上でアンチエイリアスがかかって、美しく表示されます。ClearTypeってやつですね。(てか、これもVistaってMacみたいだって言われる一因だったりして?)早速インストール、「画面のプロパティ」→「デザイン」タブ→「詳細設定」に入り、全てのフォントをメイリオに設定してみました。ぉ!いい感じだ。気に入ったぞ!
が、しかし!何か表示が変だぞ?デスクトップ上のアイコン名が妙なところで改行されたり、ウィンドウ内のファイル名が途中で切れたりという状態…Windows XPのデフォルトである"MS UI Gothic"よりも文字幅が広いために起こる現象のようです。
そこで調べていたら「メイリオKeフォント」なるものを発見。オリジナルのメイリオにパッチを当ててMS UI GothicやMS Pゴシックなどと同じ横幅のフォントを作るというものです。(→参考画像)
アイコンのフォントをMeiryoKe_UIGothicに設定、これで表示は完璧か?いや本当はオリジナルのままで使いたかったんだけどなぁ…Windowsクラシックの見た目のショボさは、MS UI Gothicの幅が狭すぎるせいもあるのではないか?ということが分かりましたよ。だがここは視認性重視、Ke UIフォントでいくことにします。
ここまでやったら「画面のプロパティ」で設定できない部分も全部メイリオにしたいぞ。システムフォントを根本から変更できないもんかなぁ。しかしなかなか難しいらしい…まずはレジストリの変更から。
- [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontLink\SystemLink]にある"Tahoma"の複数文字列1行目"MSGOTHIC.TTC,MS UI Gothic"を"meiryoKeGothic.ttc,meiryoKe_UIGothic"に変更、"Microsoft Sans Serif"や"Lucida Sans Unicode"の文字列も同様に変更。
- [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]にある"MS Shell Dlg","MS UI Gothic"の値を"MeiryoKe_UIGothic"に変更、"標準ゴシック","ゴシック"などを"メイリオ"に変更。
- [HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\GRE_Initialize]にある"GUIFont.Facename"を"Tahoma"に変更。
これでフォント設定できないアプリケーションやスタートメニューのユーザー名など?少しずつメイリオ化が進んできました。まだ他にも方法はあるらしいけど…
- メイリオのフォント名をMS UI Gothicなどに書き換え、そのまま置き換えてしまう方法があるそうです。究極の力技?恐いので試してません(笑
- その他、.msstylesファイルのリソースを編集する高度テク?が紹介されているサイトもありましたが、これはXPスキンで有効。クラシックスキンの場合は関係ないようですね。
「プロパティ」ウィンドウの中身とか、まだMS UI Gothicで表示される部分もあるんで何とかしたんだけどなぁ…まぁいいか。
ちなみにWindows Vistaの「メイリオ」とMac OS Xの「ヒラギノ」、共にOpenType形式で互換性があるようです。ClearTypeにもバッチリ対応。
ファイル共有したらお互いのフォントが開けちゃった…よい子は真似しないでね(笑
10/31訂正補足:
上記のレジストリ[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]で、日本語フォントの名前の後に",128"とつけた方がいいらしいです。
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\FontSubstitutes]
"MS Shell Dlg"="MeiryoKe_UIGothic,128"
"MS UI Gothic,128"="MeiryoKe_UIGothic,128"
"MS ゴシック,128"="メイリオ,128"
"MS Pゴシック,128"="MeiryoKe_PGothic,128"
"MS Gothic,128"="メイリオ,128"
"MS PGothic,128"="MeiryoKe_PGothic,128"
これでMS UI Gothicで表示されていた部分もメイリオに置き換わりましたよ!…(→10月31日の記事へ)
2007/01/24さらに補足:
Windowsのシステムフォント変更について、こちらの記事も併せてご覧ください。
- Windows Font Final (2006年11月04日)
ようこそ画面で止まりました。
どうすればいいのでしょう。