DENONといえば

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先月からDENONの記事を書け!とばかりにトラックバックを飛ばしてくる輩がおったので(笑)書いてみますです。しかしDENONと書いて「デノン」と読むべきか「デンオン」と読むべきか?わしゃ未だにハッキリせんのですよ。

DP-1600 labelご存知の通り?DENON製品はかつて、日本コロムビアが製造・販売していました。日本コロムビアと言えば日本最古のレコード会社だったっけ?古くからソフトウェア・ハードウェア両方を手がけていたメーカーです。DENONは主にハードウェア、すなわちオーディオ機器に使われていたブランドですね。

元々はDENONとコロムビアは別々の会社だったんですよ。日本電気音響という、放送用機器の専門メーカー。「電気音響」を略して電音=デンオンと呼ばれていました。1963年に日本電気音響は日本コロムビアに吸収合併され、DENONは放送用だけでなく民生用Hi-Fiオーディオのブランドとして、成長していきます。

2001年10月、日本コロムビアはソフトウェア部門とハードウェア部門に分割され、前者は(株)コロムビアミュージックエンタテインメント、後者は(株)デノンコンシューマーマーケティングとして、外資系ファンドに買収されます。当時はデノン?何じゃそりゃ??と、日本のオーディオファンは困惑気味でしたね。外資系だからあっちの呼び名で統一したらしい?以前からDENONは海外では「デノン」と呼ばれていたようです。Nikon→ナイコン、HITACHI→ハイタッチ、DATSUN→ダッツンなど、よくある例ですね(笑

前置きが長くなりましたが、ここで「DENONといえば、こんなものもありますよ」返しだぜ!?

フランシーヌの場合1969年6月に発売されたヒット曲、新谷のり子の「フランシーヌの場合」です。ベトナム戦争に反対して焼身自殺を図ったフランス人女性を歌ったものらしいですね…詳しいことはよくわからん、こちらをご覧くださいです、、日本コロムビアのDENONレーベルより発売されました。で、歌詞カードにある、新谷のり子氏のプロフィールを見ると…



ん?…「デノンレコード」って、書いてないか?

デノンレコードより発売されたヒット曲たち。当時の歌謡界としては、いや今聴いても風変わりな?斬新な曲が多いですね。「フランシーヌの場合」と「白い色は恋人の色」のバックを演奏している「シャルル・オンブル楽団」って何者だ!?「白い蝶のサンバ」で演奏している「ケニーウッド・オーケストラ」は、後に沢田研二のバック等で活躍しています。

デノンレコード・レーベル

オレンジを基調としたレーベル。タイム表示が間違ってますね(笑

デノンレコード・スリーブ

レコード・スリーブ。レトロフューチャーなロゴが素敵!!?

MAS-160 series同時期にDENONブランドから発売されていたオーディオ機器の広告、Stereo Sound No.14(1970年4月発行)より。後のミニコンポみたいなもんかな?こちらはお馴染みのDENONロゴが、COLUMBIAロゴとともに使われています。当時は「放送用機器の技術センスを民生用に投入」という点を、盛んにアピールしてたみたいですね。が、実際売れたかどうかは不明(笑

で、結局「デノン」か「デンオン」か、どっちやねん!と。あまりにキワモノネタを出し過ぎたので、最後に分かりやすい参考ページです。

んー、ますますどっちでも良くなってきた…?(笑

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