SL-1200MK3さらに調整!

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先日SL-1200MK3を入手したけど、音質的にはちょっと微妙か?まぁいいか?みたいな話を書きましたね。昨日までこいつの調整を続けてました。

SL-1200のアームは、一般的にはどっちかと言うと「鈍い」部類に入るらしいですね。そのためそれほどシビアではなく扱いやすい、ラフなDJプレイもOK?という利点もあるのですが、SHUREのV15シリーズのような軽針圧のカートリッジと組み合わせる場合、いわゆる「ハイコンチューニング」と呼ばれる調整を行って垂直方向の感度を上げてやった方がいいらしい?と、2ちゃんねるのピュアAU板で見ました(笑)以下、SL-1200スレより勝手に転載。

157 :名無しさん@お腹いっぱい。 :2005/06/28(火) 14:17:15 ID:00icItll
自己責任でやるんだぞ?
壊してしまうようなレベルの低い人は、やらないで。
1cm角の新聞紙を用意。

アームをゼロバランスにして、そっとシェルに乗せる。アームが反応すればそのままで良い。
反応が鈍い場合、水平軸のピボット軸を少し緩める。
報告が多いデフォルト角度は、マイナスの切れ目が9時-3時。
これを8時-2時にセットすることが「ハイコンチューニング」となる。

これを行うには特殊ドライバーが必要だが、大型マイナスドライバーをベビーサンダーで削れば代用できる。

ハイコンチューニングは、ピボット軸にキズやバリが無いことが必要条件。
もしあるなら、電ドルのチャックに取り付けて研磨。

過去ログなどを見ると確かに改善されるらしい?とのこと…これは金もあまりかからなさそうだし、万が一壊れてもKP-7070があるし(ぉぃぉぃ)いっちょやってみるか!?

特製ドライバー?えぇと、まず外側のネジを緩める→内側のネジを少し半時計方向に回す→外側のネジを締める、という手順でいいんだっけ?内側のネジの位置は上記の書き込みにもある1cm角の紙を使う方法もですが、アームを指でつまんで軽く前後に動かし、ガタが出る寸前にしておくといいらしいです。しかしこの調整がまた難しい…外側を締めるときに内側も時計回りにちょっと動くんですよ。何回かやり直したらネジ山をナメそうになりました(失)外側を回す工具は、書き込みの通りマイナスドライバーをヤスリで削って作成。(右の画像)

他にアームの感度を落とす原因としてはリード線の物理的抵抗?もあるみたいですね。SL-1200では上の画像でちょろっと見える部分です。これも軟らかい耳かきのような物で、切らないように軽くほぐしておきました。意味あるのかな?

で、音質は…?

ABBEY ROADすごい!変わりましたよ!!KP-7070に比べて今一つ物足りなさが拭えなかった低域が、劇的に改善されました。KP-7070以上に「響き渡る低音」かもしんない?以前「音盤レビュー」で「この季節になると何故か聴きたくなるレコード」と紹介したビートルズのアビイロードに針を落としてみると…何じゃこの低音の塊は!?素晴らしいです!気持ち良すぎです!低音が豊かになった分、高音はパッと聞き引っ込んで聞こえますが、繊細さはさらにアップしてますね。持ち前の、ボーカルの力強さも健在です。バスドラの風圧とストリングスの囁き…まじ最高。

昨日の記事で「どんな盤もそれなりに良好に再生するカートリッジ」と書いたV15 TypeV MRですが、実は数年前から交換針のダンパーの材質が変わったのか?一部カッティングレベルの高い盤(80年代の12インチシングルとか)や反りのある盤で、以前に比べて針が飛びやすくなる傾向があったんですよ。これも今回の調整でかなり改善されました。針圧1.25gでほとんどの盤は無問題、ヤバそうなのは1.5gに上げるといいかな?

いや〜やっぱレコードの音はいいね。ここんとこCDやMP3が多かったので特にそう感じます。この滑らかさと響きの良さはアナログならではの魅力ですよ。おーい、もっとレコード持って来い!ってか?

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